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【100歳まで楽しいをめざす節約Q&A】節約アドバイザーに集団取材! ズボラでも続く家計簿のつけ方、ありますか?

貯蓄を先取りして、残りで自分の優先順位を決めながら予算配分する方法を節約アドバイザーの和田先生に伝授してもらった前回。さて、その予算通りにお金を使うための家計管理のコツを部員さんと一緒に聞いてみました。さらに、なかなか減らない光熱費の節約のために、今日から実践したいノウハウも教えてもらいましたので、ぜひ参考にしてみてください。

(テキスト:女子部JAPAN (・v・) たけだ)

 

家計管理はどんぶりOK! ザルはNG

和田先生:家計簿って、私は必ずしも必要じゃないと思うんです。細かい費目に分けて丁寧につけたものの、収支が10円や1円合わなくてイライラするといったこと、ないですか? 几帳面な人ほど、長続きしない傾向があるみたい。

家計管理は、予算をあふれさえしなければ、どんぶり勘定でいいと思うんです。ただし、たれ流しのザルではダメですよ

自分が毎月何に使っているかがわからないと、予算も上手に組めないと思うので、『理想の収支バランス表』(リンク)の費目を参照に、がんばって1〜2ヵ月分つけてみるのはいいと思います。

だいたい予算がわかったら、現金で支払いするものと口座引き落としのものとに分けて。現金で支払う食費などは、袋分けして管理するのがおすすめです。ルールとしては、絶対に袋間の貸し借りをしないこと。

 

 

部員さん:家計簿で何にいくら使ったかを管理するより、予算管理しておいて、オーバーしないようにすればいいんですね。

 

 

こばなみ:袋を家で保管するというコト?

 

 

和田先生:現金支払いのものはそうですね。口座引き落としのものは、グループごとに口座を分けるといいと思います。記帳すれば、通帳が家計簿みたいになっていくんですよ。

私の場合は、出ていくお金を4つの口座に分けて管理しています。

①光熱費、クレジットカードの引き落とし、通信費など、毎月金額が変動する固定費用
②住宅に関わるお金用(住宅ローン、共益費、修繕積立金など)
③子どもにかかるお金用
④保険用

最初は面倒ですが、やってしまえば後がラクチン。都市銀行は、1つの支店で1人2口座以上をつくれないところも多いですが、地銀だと複数の口座をつくれるところもあります。同じネットバンキングに全口座を登録して、サイト上で一覧管理しながら、毎月お金が入ってきたらネットバンキングで振替するだけ。私が使っているところは、振替手数料も一切かからないですね*。

 

*金融機関によって、条件やできることは異なります。

 

クレカは、自分が管理しやすいルールをつくる。

部員さん:スーパーで、食費と日用品を一緒に買ったり、友だちと食事に行ってクレカ(クレジットカード)で払ったり。袋分けのお金の管理が難しそう。

 

 

部員さん:私は、クレカを使うと、その分現金を口座に戻すようにしていますよ。

 

和田先生:クレカの使い方に、一定のルールをつくっておくといいですね。例えば、Suicaをオートチャージにして、交通費にも、食費にも使っていると管理しにくいですよね。少し面倒ですが、Suicaを2つ持って、1つは交通費をオートチャージする。もう1つは毎月決まった額を入れて、使い切ったらおしまいにするとか。

私はクレカを何種類か持っていて、交通費用、ネットショッピング用など、カードによって使い分けをしています。ざっくりでいいのでルール決めしておくと、費目ごとに管理できてラクですよ。

 

部員さん:私は、クレカはいくら使ったかわからなくなるから、怖くって使ってないです。

 

和田先生:そういうルールなら、それもいいと思いますよ。

 

 

「お湯は、お水の3倍の値段!」と心得よ。

こばなみ:光熱費について、お風呂のお湯の追い炊きと入れ直しではどっちが節約できるかについて、部員さんから事前に質問がありました。

 

 

和田先生:空っぽのバスタブにお湯をはるときは、お風呂に水を張って追い炊きするより、直接お湯をはった方がコストは安くなります。お風呂の追い炊きって、熱効率が悪いんです。

一方、残り湯を沸かすときは、季節によって違いますね。例えば夏なら、前日のお湯の温度もそれほど下がらず、追い炊きのガス代もあまりかからない。ただ、真冬の冷たくなった残り湯を沸かすのは時間がかかるので、1回抜いて入れ直したほうがいい場合もあります。

 

こばなみ:その方法で、けっこう節約できるんですかね?

 

 

和田先生:実は、劇的には変わらないと思います。効率的にガス代を節約するなら、使うお湯を減らすのが一番。給湯器から出てくるお湯って、水の約3倍の金額なんです。シャワーのお湯をこまめに止めて、例えば毎日1分間止めると年間3000円くらい節約できる計算になりますね。

 

こばなみ:まずは「お湯を節約する」って考えると、わかりやすいですね!

 

 

たけだ:お風呂掃除、お湯でやっちゃっています。

 

 

和田先生:それは、もったない。お水でいいですね。

 

 

<すっぴん調査>

Q. 節約する理由をどれかひとつだけ選ぶなら?(%)

※小数点以下は四捨五入しています。

(回答者数46人) (2017年9月6日 第11回すっぴん調査会+WEB調査にて)

節約する理由は、人それぞれ。「安く買い物できると何かに勝った気分になる」「浮いたお金で何を買うのか考えるのが楽しい」という声も。

 

 

部員さん:電気ケトルはもったいないですか?

 

 

和田先生:お湯を沸かす量によって、やかんと使い分けるといいと思います。一日でたくさん使うなら、やかんで沸かして魔法瓶タイプのポットに入れておくのがおすすめ。少量なら、電気ケトルの方が低コストになると思いますよ。

 

部員さん:少量なら電子レンジもいいって言いますよね。

 

 

和田先生:そうですね。あとは、エアコンの除湿と冷房で、どちらが節約できるか悩む方が多いですね。除湿の種類はいろいろあるのですが、結論としては暑いときに使うなら冷房でOK。除湿は場合によっては冷房より電気代が高くなります。梅雨の時期や部屋干しをするときなど、温度は低いけど湿気を取りたいときだけ、除湿は使うと覚えておくと、迷わなくていいと思いますよ。

 

自分のルールを決めて、日々の節約をラクチンに。

今回和田先生に教えてもらった袋分けや口座分けは、自分なりのルールを決めたり、口座を分割したり、最初はちょっと手間がかかるかもしれませんが、一度やってしまえば、お金の管理も先々ラクできそう。口座やクレカを費目で分けることで、通帳や明細が家計簿がわりになるという発想も、ズボラな私にとってはすごく魅力的に感じました。光熱費の節約も、まずは「お湯を節約する」と決めてしまえば、気もラクだし、忘れずに実行できそうですね。さて、次回は、和田先生が「これはやらなきゃソン!」という、ふるさと納税やiDeCo(確定拠出年金)について掘り下げていきます。

 

節約アドバイザー 和田 由貴(わだ ゆうき)先生

 

消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。私生活では2人の子を持つ母で現役の節約主婦でもあり、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーで、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。

http://wada-yuki.com

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