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REPORT
【100歳まで楽しいをめざす節約Q&A】節約アドバイザーに集団取材! お金が貯まらないのですが、どこを節約すればいい?

前回は、「お金を使う動機は、必要だからという発想をする」という節約のキホンを節約アドバイザーの和田先生に教えてもらいましたが、そのベースとして知っておきたいのが、使えるお金と、貯めておくべきお金の目安。そこで、お金を貯めながら、活きたお金の使い方をするコツを部員さんと一緒に聞きました。最近は、忙しさにかまけて、家計をどんぶり勘定してしまっている、たけだがレポートします。

(テキスト:女子部JAPAN (・v・) たけだ)



節約力は、見極め力。


和田先生:そもそもの考え方として、お金って、使うためにあるものなんですよね。お金を使うために、ムダを削るというのが節約。節約は、目的ではなくて、お金を使うための手段なんですよね。だから、使わなきゃいけないところまで削るのは、節約じゃないんです。





こばなみ:なるほど! 





和田先生:もし、どこを削っていいかがわからない場合は、自分にとっての使いどころと削りどころを理解できていないのかな、と思います。人によって違うので、他人から見たらムダということも、自分にとっては大事っていうのもありますよね。





こばなみ:ああ。飲みに行くことが大事だとか。





和田先生:そうそう、エステに行くお金は絶対確保したいとか。それを見極めることがまずは大事。今回は『理想の収支バランス表』をお配りしてみました。

ベースは、小学生くらいのお子さんがいる家庭の想定なので、お子さんがいないなら、『教育費』の10%を貯蓄にプラスする感じですね。


割合はあくまで理想なので、収入の金額によっても、「私は、ここにお金を使いたい!」という優先順位によっても変わってきます。どこかを増やしたら、どこかを減らして、この中でうまく100%になるよう、都合をつけることが大事





例えば、毎月の手取りが26万円の場合は、こんな感じに。あとは自分が大事なもの、必要なものを見極めて、配分を変えてもOK。





こばなみ:『小遣い』が10%って、すぐなくなりそう(泣)。





和田先生:『貯蓄』は、「節約できたら、貯蓄をしよう」と思っても絶対貯まらないので、先取りで貯金して、ないものと思って生活した方がいい(笑)。シングルの方なら、最低でも手取りの20%、理想30%で組みたいところです。





部員さん:『旅行代』はどう考えればいいですか?





和田先生:貯蓄の中から、旅行分を分けて考えてもいいし、娯楽費として取ってもいいです。貯蓄の中には、旅行の他にも、家電の買い替えやお祝儀など、突発的に必要になるものも含まれています。例えば20%を『貯蓄』に当てるのであれば、そのうちの10%〜15%は取り出さない貯蓄、それ以外はいざというときに使える貯蓄にできればいいですね。




人生の貯め時は、3回。


和田先生:シングルの貯蓄額の目安としては、30歳で自分の年収と同じ金額。35歳で年収の1.5倍、40歳で2倍と言われています。『理想の収支バランス表』で貯蓄を15%にして、ボーナスを加えると、それくらいになるかなというところ。





こばなみ:ぼーっとしてたら40代だよ……、悲しくなるばかり。20代の頃に先生に会いたかった〜。





和田先生:人生には3回貯めどきがあると言われています。1回目はシングルのとき、2回目は、DINKS(夫婦だけの家族)のとき。3回目は、お子さんが卒業して、教育費が不要になってから定年までの間ですね。


毎月の貯蓄額とボーナスの貯蓄額がいくらなら、年間いくら貯まるというのが、右下の『貯蓄早見表』。年間いくら貯めたいという目標から、逆引きしてもいいですよ。





食費をうやむやにしない、3:1の法則。


和田先生:『食費』って、ひと月分の予算を決めても、月末に足りなくなる人が多いんです。通常は、1日あたりの金額を計算して、予算内で買い物をするのがいいのですが、お米や調味料などを買うと、あっという間に予算オーバーしてしまいますよね。「もうよくわからない!」ってなって、月末に足りなくなる(笑)


だから、最初に3:1に分けるんです。もしも食費が4万円だったら、3万円と1万円に分ける。3万円は日々の食材費。1万円はお米とか調味料を買う予算。3万円は30日で割れば、1日分が1000円。3日分の買い物をするなら3000円に収まるようにすればいいと。





部員さん:すごい!





こばなみ:これ、外食は含まないってコト?





和田先生:そうですね。




 

部員さん:例えば、30日間のなかで、10日は外食、20日は自炊にするなら、食費を20日で割って予算を立てたらいいんですかね?





和田先生:外食費が1/3を占めるなら、バランス表の食費を15%ではなく10%にして、5%を外食費として立ててもいいですね。飲みに行く機会が多い人は、『交際費』や『娯楽費』、『小遣い』をあてるという手もあります。




500円玉貯金より、50円以下貯金!


こばなみ:わたしは、500円玉貯金をしているんですが、500円玉をつくりたいがために、買い物でお札をくずしたりして、結局お金が貯まらないんです。





和田先生:500円とか、金額が大きいもので貯めてしまうと、ある程度貯まったら使っちゃったり、くずすために使っちゃったりしやすいですが、少額の小銭ならやりやすいですよ。


私は50円以下の金額を毎日貯金箱に入れているんです。きっかけは、お財布が型くずれしないよう、小銭を減らしたかったから。50円以下なら、財布からなくなってもダメージが少ないし。意外と、貯まります。そして、貯まっても、小銭ばっかりなので、使う気にならないんです(笑)。満タンになったら、私は郵便局に通帳とともに持っていって、入れてください〜って。機械でザーっと計算してくれます。





こばなみ:それ、いい。お財布もいたまないし。





和田先生:買い物するときも、例えば、「272円です」って言われたら300円をサッと出せるし!






さっそく、小銭貯金、はじめてみました。和田先生はブタのかわいい貯金箱らしいですが、私はどれだけ貯まったかが見える透明ビンに。




ムダを省くには、自分にとってのムダを知ることが大事。


お金をホンキで貯めたいなら、まずは貯まるための予算配分をして、貯蓄を先取りすることが大事だということが分かりました。そのベースとなるのは、“どこにお金を使って、どこを削るか”の優先順位。さて、準備は完了したとして、本当に予算通りにいくものなのか……? ここからが腕の見せどころです。そこで、次回は、『ズボラさんでもできる、家計簿代わりの袋分け術』をお題に、実践術をお届けします! 




節約アドバイザー 和田 由貴(わだ ゆうき)先生


消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。私生活では2人の子を持つ母で現役の節約主婦でもあり、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。「節約は、無理をしないで楽しく!」がモットーで、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。

http://wada-yuki.com

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