【おでかけ情報】GWは、より美しくなった迎賓館赤坂離宮を参観しよう!
こんにちは!女子部JAPAN(・v・)のともいです。
今年のGWは最大で10日もお休みということで、お出かけの予定を立てるのが逆に難しい人や、遠出はせずに近場でちょこっとお出かけを楽しみたいという人もいるのでは。
そんなみなさんにオススメしたいのが、国宝にも指定されている『迎賓館赤坂離宮』。西洋と和のテイストが混ざり合い、国内にいながらにして異国にいるかと錯覚をしてしまうほどの美しさを誇っています。
今回は見所を紹介していきます!
一般公開を再開! 女神が天空を駆ける『朝日の間』
『朝日の間』は、迎賓館赤坂の中でも最も格式が高く、国賓と天皇皇后両陛下がお別れの挨拶をする際に使用するお部屋です。2017年2月より天井画や金箔装飾などの内装を改修するために閉室していましたが、今年4月2日から一般公開を再開しました。
今回の朝日の間のリニューアルの主なポイントは、3つ!
(1)天井画『暁の女神』
時間の経過とともに天井画の木目に沿った線が浮き出てしまったため、修復されました。
(2)金箔装飾の張り替え
一部を除き大部分の金箔が張り替えられています。
(3)1日数cmしか縫い進められないほどの高級品の緞通(だんつう)。
天井画の桜の花びらが舞い散った様子が表現されている緞通は、約2年の年月をかけて製作されたそうです。
リニューアルポイント以外にも朝日の間はみどころがたくさん。
天皇皇后両陛下が使用する部屋ということもあり、菊や桐の紋が随所に使われており、迎賓館赤坂離宮の中でもこの部屋が一番多く装飾されているそうです。
シャンデリアは今回のリニューアルに際して分解して洗浄をしたそうで、迎賓館赤坂離宮内のシャンデリアの中でも一番輝きを放っておりました!
和と洋の感性が織りなす重厚な空間 『花鳥の間』
現在、公式晩餐会や記者会見の場として使用している『花鳥の間』は、木曽産のシオジ材で板張りされた内装になっており、迎賓館赤坂離宮の中で最も重厚な雰囲気の漂う空間となっています。
晩餐会に使用していた部屋ということもあり、天井には鹿や猪などのジビエが描かれています。
部屋の壁一面に飾られている七宝(しっぽう)焼は30枚あり、四季の草花を楽しむ鳥たちの様子が表現されています。
『花鳥の間』のシャンデリアは、迎賓館赤坂離宮の中でも最重量となっています。昭和の大改修の際に、シャンデリアの中にスピーカーを3つつけたそうです。シャンデリアと調和するデザインになっているので、ぜひ現地で探してみてくださいね!
白・金・赤を基調とした華やかな空間『彩鸞(さいらん)の間』
現在、『彩鸞の間』は、条約の調印式等に使用しています。鏡が10枚あり、部屋が広く見える内装になっています。
この部屋には天井画はなく、ナポレオンがエジプトに遠征した際の野戦テントのヒダをイメージしてつくられています。
こちらは兜・日本刀・サーベルのレリーフ。部屋の中には鳥やスフィンクスなどの金箔のレリーフもたくさんあるので、どんな装飾があるのか探しながら見ているだけでも発見があってとっても楽しいです!
なんと家具の足がライオンの足になっている部分も!
かつては舞踏室と呼ばれたきらびやかな『羽衣の間』
迎賓館赤坂離宮の中で最も大きなシャンデリアがあるのが『羽衣の間』です。かつては舞踏室と呼ばれ、オーケストラボックスがあったり、楽器の装飾があちこちに散りばめられたりしています。
シャンデリアの中には、よく見ると和洋の仮面や楽器のレリーフが施されているので、きらびやかなのも相まって気づくとじっと見つめてしまいます。
天井画はフランスの画家が日本の謡曲「羽衣」の一節をもとに描いています。その中に天女が描かれていないのは、「舞踏会で踊っている女性たち=天女」というイメージだそうです。
細部までこだわり抜かれた最高級の空間『迎賓館赤坂離宮』を間近に体感してみよう!
ここまでメインとなる部屋の紹介をしてきましたが、どの部屋でもチェックしてみてほしいポイントを4つにまとめました!
(2)天井画
(3)床のケヤキの模様
(4)シャンデリアの大きさとデザイン
この4つを気にしながら見ていくと、各部屋ごとのテーマや創意工夫に気づくことができ、あらためて迎賓館赤坂離宮の造形の美しさを感じることができます。
他にも、オペラ座のモザイクタイルを手がけた職人による幾何学模様の廊下の大理石のタイルや、グリフォン・カメ・シャチ・ライオンの装飾が施された主庭の噴水、屋根に飾られた阿吽の武士像など、迎賓館赤坂離宮は見所が本当にたくさんあり、気づけばあっという間に時間が経ってしまいます!
GW中はライトアップがあり、キッチンカーも出て、お酒も飲めるとのことなので、これを機に迎賓館赤坂離宮に足を運んで、最高級の空間を体感してみては?