Catevory
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

SDGsって? わたしたちがオモシロがりながらできることは? 「SDGs100人カイギ」に行って聞いてみた

こんにちは。女子部JAPAN(・v・)のたけだです。みなさんは、SDGs(エスディージーズ)ってご存じですか?

BLT(ベーコンレタストマト)やBBQ(バーベキュー)のように、「アルファベットの略字だろうけど、SDGsは聞いたことがないな」という人も多いと思います。実は、日本の女性の認知率は、たった23%※なんですって。

女子部JAPAN編集部でも、聞いたことがあっても、実際に自分とどう関係するのかよくわからないという意見が大半。そこで、まずはSDGsについて学ぶべく、「SDGs100人カイギ」のキックオフイベント(2019年9月27日開催)に部長こばなみとたけだが参加してきました。

※朝日新聞社:SDGs認知度調査 第5回報告 より

(テキスト:女子部JAPAN(・v・) たけだ)

SDGsって? SDGs100人カイギってなに?

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略。2015年9月に国連の「持続可能な開発サミット」で採択された、国際社会共通の目標のことです。

2030年までに、誰ひとり取り残されない世界」の実現を目指して、17の目標(ゴール)が定められています。スケールが大きい話ですよね。

<17の目標(ゴール)とは?>

1.貧困をなくそう

2.飢餓をゼロに

3.すべての人に健康と福祉を

4.質の高い教育をみんなに

5.ジェンダー平等を実現しよう 

6.安全な水とトイレを世界中に

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

8.働きがいも経済成長も

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

10.人や国の不平等をなくそう 

11.住み続けられるまちづくりを

12.つくる責任つかう責任

13.気候変動に具体的な対策を

14.海の豊かさを守ろう

15.緑の豊かさも守ろう

16.平和と公正をすべての人に

17.パートナーシップで目標を達成しよう

話が大きくてなかなかリアルに想像しづらいですが、政府をはじめ、企業や団体そして個人まで、同じ目標に向かって積極的に取り組んでいきましょう!というものです。

<外務省の動画解説>

なんとなく概要はつかめたものの「話がデカすぎて、よくわからない」「わたしたちは、どうすればいいの?」など疑問がどんどん沸いてきます。

「とにかく、詳しい人のところに行って話を聞いてみよう」と、部長こばなみとたけだが向かったのが「SDGs100人カイギ」。今回のキックオフイベントでは、学生から企業のSDGs担当者、教育機関の方など、約60人が集まりました。

この100人カイギの企画は、こども国連環境会議推進協会さん、丸善雄松堂株式会社さん、大日本印刷さん。会場は、市ヶ谷にある大日本印刷さんのDNPプラザ にある、2F オープンスペースです。

2030年までに本気(ガチ)で世界を「変える」ことを目標として活動している「100人の話」を起点に、SDGsに興味のある人同士をつないで、ゆるやかなコミュニティを創る場。♯0のキックオフイベントからスタートし、登壇者が100人になったら、カイギは終了!というルールです。

ファシリテーター(進行役)は、こども国連環境会議推進協会の事務局長、井澤友郭(いざわ ともひろ)さん。レゴブロックを使ってSDGsのワークショップを開くなど、ユニークな手法を取り入れていることでも有名です。

さっそくこの日も、グループワークでの自己紹介では、「英語やカタカナ語を使わないで、自己紹介してください」とのお題が。これがなかなか難しくて、おもしろい!

こばなみ:え〜、わたしは、女子部…日本という団体の部長をしていて、女性が楽しめるイベン……催しや、ウェブ……情報発信を行っています。

スムーズにできない自己紹介に、普段どれだけ英語やカタカナ語を使っているのかを実感。「スマホ」や「バス」なんて、日本語ではもはや置きかえようがない言葉ですよね。私たちの暮らしが、いかに世界とつながっているのかを気づかせてくれます

知れば知るほど、モヤモヤしてきた……!?

4〜5人に分かれてのグループワークは、10分程度の3つのセッションで進行。1つのセッションが終わったら、グループをシャッフルして、次のテーマに移ります。

セッション1:

わたしが関心のあるSDGsのトピックス/逆にテリトリー外だから聞いてみたいこと

セッション2:

SDGsの達成に向けて日本に必要なこと

セッション3:

100人会議に呼びたい人・やってほしいテーマ/こんなイベントはイヤだ

輪になって座って、みんなの膝に丸い厚紙を乗せてテーブル代わりに。そこに意見や気づいたことなどを、どんどんメモしていきます。

周りを見てみると、長年SDGsの活動に積極的に取り組んでいる教育機関の先生や、企業でSDGsの浸透に取り組んでいる人など、すでにSDGsに詳しい方たちばかり。SDGs一年生の部長こばなみとたけだは、ついていくのに必死です。

でもそんなわたしたちの意見にも、真摯に耳を傾けてくれて、真剣に和やかに、楽しく、セッションが進んでいきます。参加した人のSDGsにまつわる話を聞いて、知らなかった課題が見えてきたり、インプットの多い充実した時間を過ごせました。

そして、たくさんインプットがあっただけに、自分の中で消化できずに、新たな疑問が沸いてきて、なんだかモヤモヤ

部長こばなみも同じようにモヤモヤしていたようで、会議終了後にモヤモヤトークが止まりません。

こばなみ:いや~、SDGsって、大企業や意識の高い団体がやっているものだと思って、イベントに出るのがちょっと怖かったんですけど、案外大丈夫でホッとしました。

 

たけだ:SDGsについて詳しい人が多くて、熱い想いを持っていましたね。すごく分かりやすく説明してくれて、ありがたかった〜!

 

こばなみ:グループワークで印象的だったのは、おそらく大きな企業の方が働き方改革にも取り組んでいるから、SDGsのための時間が社員にないのが悩みということでした。

 

たけだ:経営側と現場とのギャップが大きそうでしたね。SDGsって、ゴール(目標)のスケールが大きくて、「政府が目指すのは〜」とか「企業が目指すのは〜」とか、大きな視点で語られることが多くて、あまり身近な気がしないかも。

 

こばなみ:わたしも、まだ“端から見ている気分”なんですけど、なんとなく「やらなやきゃいけないから」とか「投資家にアピールするために」という感じもしてしまい……。

 

たけだ:17個の目標を見ても、実現したら素敵だなって思うけど、わたしたちが何をしたらいいか分からないですよね。

 

こばなみ:グループワークのときにも「自分ごと」に感じないって意見があって。わたしもそう。「具体的になにやる?」っていうのが見えてこない

 

たけだ:そもそも、いち消費者に変化は求めていないのかしら? 逆に言えば、政府や企業、組織のでっかいチャレンジが進んで、いち消費者としては何も考えないで消費活動しているだけで、それがSDGsの目標達成につながっていたら最高!という他力本願な気分もあるんだけど(笑)。

 

こばなみ:例えば、CO2の排出量を減らすために「ペットボトルを買うのをやめよう!」ってのも、友達が水筒を持っていたり、好きなアーティストが「水筒かっこいいぜ!」ってやったら、わたしも持とうかなと思う。能人とか影響力のある人が、SDGsを推奨しないのはなんでなんだろう…とかモヤモヤ。

 

たけだ:あと、わたしがモヤモヤしているのは、本当にペットボトルよりマイボトルの方がいいの?それ本当?って、疑心暗鬼になっていること。

先日Twitterのタイムラインに流れてきたのが、景気が悪くなるとクリーンエネルギーへの移行が遅れて、逆に気候変動に悪影響をおよぼすリスクがあるという話。エコや節約と思っていることが、本当にいいのか分からなかったりします。

 

こばなみ:じゃあ、もしかしてペットボトル買うことも、それほど悪くないってこと? ますます何がいいのかわからなくなってきた……!

ぶっちゃけ、わたしたちに何ができる? ファシリテーターの井澤さんに聞いてみた

たけだ:SDGsの目標達成を見ても、スケールが大きすぎて、どう向き合ったらいいのかモヤモヤとしています。わたしたちいち消費者ができることを考えるにはどうしたらいいのでしょう?

 

井澤さん:まず、わたしたちが「できる」ことを考える前に、SDGsについて「知る」こと、そして「わかる」ことが大事です。

わたしたちの住む世界や社会で、いま何が起きているのか、このまま進むと何が起きるのかを「知る」こと。そして、なぜそれが起きているのか、自分と世界がどうつながっているのかが「わかる」と、自分にも「できる」行動につながりますよ。

SDGsについて、楽しい体験をしながら「わかる」ことを目指しているプログラムも最近はたくさんあります。身近でどんな活動があるのか、「SDGs」というキーワードで検索してみてくださいね。

 

こばなみ:SDGsの17の目標に向けて、わたしたちが日常生活でできるアクションって、どんなことがあるんでしょう?

 

井澤さん:国連のホームページには、その名も「持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド」という、「日常生活でできるアクション」をまとめたガイドがあります。ぜひ、参考にしてみてください。

 

こばなみ:ナマケモノにもできるってコンセプト、おもしろいですね〜!

(さっそく国連のホームページを見ながら…)例えば、コレ。

印刷はできるだけしない。覚えておきたいことをオンラインで見つけたら、どうするかって? ノートにメモしたり、もっといいのはデジタル付箋を使って、紙を節約すること!」

わたし、めちゃくちゃ印刷しちゃってるから、iPadを買ってそこにメモしていこうかな!

 

たけだ:前からiPadを買おうか迷っているって言ってましたもんね〜。

 

こばなみ:あと、これもいい!

ドライヤーや乾燥機を使わずに、髪の毛や衣服を自然乾燥させよう。衣服を洗う場合には、洗濯機の容量をフルにして使おう!」

わたし、ドライヤーはあんまり使ってないので、これは達成できている

 

たけだ:わたしは、最近、髪が長いから、ドライヤーはけっこう長時間使ってるかも。ちょうど今の髪型に飽きて髪を切ろうか悩んでいたから、短めに切っちゃおうかな(笑)。

 

こばなみ:ほかにも「訳あり品の野菜や果物を買おう」とか、「若者の相談相手になろう」、「同一労働同一賃金を支持する声をあげよう」とか、ふだんから気にしていたり、自分にもできそうなことも、いろいろありますね。

 

井澤さん:SDGsでは17のゴールがよく知られていますが、最初はそれごとにアクションを考えるのはハードルが高いかもしれないですね。だから、このアクションガイドはおすすめですよ。

 

たけだ:「世界の未来のためにいいこと」と「いまの自分にいいこと」にギャップがあってジレンマを感じるときは、どうすればいいですか?

例えば、仕事をしながら子育てをしていると、ペットボトルのお茶は本当にありがたい存在だと思います。でも、気候変動のことを考えると、できるだけCO2を排出しないような生活習慣をしたほうがいいの!?と考えたり。

 

井澤さん:ペットボトルが「悪者」ではなく、ペットボトルをリサイクルしないで、ゴミとして捨てること、つまり資源として使えるものを循環させない状況が持続可能ではないということです。

再生ペット樹脂を100%使用した“R100ペットボトル”も出てきていますので、ぜひ、身近で便利だけど環境や社会に負荷の低いモノやサービスを探して選んだり、企業に対して働きかけをしてみてください。

 

たけだ:R100ペットボトルですか! 意識してみます。

 

こばなみ:わたしたち個人でできることも、たくさんありそうですね。2030年までにSDGsを達成するために、日本に足りないものは何だと思いますか?

 

井澤さん:SDGsの基本理念の「誰一人取り残さない-No one will be left behind」を実現するために、身近なところから何ができるかと考えることが大切だと思っています。

日本は「目標13:気候変動に具体的な対策を」、「目標12:つくる責任 つかう責任」、「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」、「目標17:パートナーシップ」の達成度がとても低いんです。

まず、日本国内にも「達成度の低いゴール」があることを知ること。そして、企業や団体は、自分たちのリソースや強みを活かして、それぞれのゴールの達成に向けて事業を通じてできることにチャレンジしていただきたいです。

消費者の視点でいうと、持続可能な消費のためにできることはたくさんあります。例えばフェア・トレード、レインフォレスト・アライアンス、FSC、MSCやASCなど、さまざまな認証マークの商品を探して購入することも、その1つ身近なスーパーにそういった商品がなければ、取り扱うように働きかけることも、消費者としてできることの1つですね。

 

たけだ:SDGsについてもっと知りたい・学びたいというときは、どうすればいいですか?

 

井澤さん:SDGsのことを楽しみながら学べる場が増えてきていますので、ぜひ身近でどんなプログラムがあるのか検索してみてください。

SDGsの達成に向けてユニークな活動をしている人が、日本各地にたくさんいます。実は、身近なあの人も、すでに何かしらアクションを起こしているかもしれませんよ。

「SDGs100人カイギ」は、そういったアクションを起こしている人と、ゆるやかなつながりを生み出す場として、2021年10月まで毎月1回の開催を目指しています。ぜひ興味のある回があれば、ご参加くださいね

ナスの特売品の買い物も、SDGsにつながっている!

先日、スーパーに行ったとき、ナスが10本ほど入って180円くらいの特売価格だったので、即買いしました。たまたま近くをお店の人が通りかかかって「それ、規格外だから安いのよ」と。

おトクでラッキーと思っていたのですが、「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」によれば、規格外の野菜を買うこともSDGsの目標達成へのアクションになるとのこと

請求書が来たら、銀行窓口でなく、オンラインかモバイルで支払おう紙を使わなければ、森林を破壊しなくて済む」というアクションもあります。女子部JAPAN(・v・)で最近おすすめしているスマホ決済でも、SDGsに貢献できるんですね。

毎日の買い物やライフスタイルの選択を少し変えるだけで、SDGs達成につながると考えるとけっこうオモシロい!

お風呂上がりにドライヤーで髪を乾かさないのも、面倒くさいからじゃなくてSDGsのた(笑)。これからの季節、風邪ひかないように注意が必要ですが……。

みなさんも、そんなふうに自分がオモシロがって楽しんで、そしてラクしてできるアクションを探してみてはいかがでしょう?

「SDGs100人カイギ」

Vol.1は2019年10月30日(水)開催!

「SDGs100人カイギ」は、2030年までに本気で世界を「変える」ことを目標として、さまざまな活動をしている「100人の話」を起点に、クロスジャンルで、ゆるやかな人のつながりを生むプロジェクトです。

詳しくは、こちらから

share
page top