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[2019.12.18]地球規模の課題についてデジタルコンテンツで解決を試みるコンペティション「CREATIVE FOR THE EARTH」発表会に参加してきました!

こんにちは。女子部JAPAN(・v・)のHicaryです。

昨年(2019年)12月18日に開催されたデジタルハリウッド主催の「CREATIVE FOR THE EARTH」発表会に、ともい副部長&いとい編集部員と参加してきました!

「CREATIVE FOR THE EARTH」とは、地球規模で存在する課題についてデジタルコンテンツを通して解決を試みるコンペティションです。
今回は前年に引き続き、NUMO(原子力発電環境整備機構)協賛のもと、「デジタルハリウッドSTUDIO」の受講生、「デジタルハリウッド大学」の在卒生、「デジタルハリウッドアカデミー」の連携校がこのコンペに参加。
「高レベル放射性廃棄物の処分問題」をテーマに映像やWebデザインを制作し、その作品の概要などを審査員の前で発表。そして事前のインターネット投票と当日の審査によって受賞作品が決まります。

 

コンペのテーマになっている「高レベル放射性廃棄物の処分問題」とは?

「高レベル放射性廃棄物の処分問題」って結構難しいテーマですよね…。 参加した私たち女子部JAPAN編集部もこのテーマや発表を聞くまで、正直、意識したことがなかった問題でした。

「高レベル放射性廃棄物の処分問題」とは、原子力発電所で使い終わった燃料のリサイクルに伴い発生する高レベル放射性廃棄物について、処分方法をどうするかという問題です。

国際的には地層処分が最適な方法とされています。「CREATIVE FOR THE EARTH」の協賛である「NUMO」は、高レベル放射性廃棄物の安全な地層処分の実現を使命とし、そのために活動しています。

しかし、まだ日本では、その処分場所が決まっていません。そのため、地上では行き場のない相当数の高レベル放射性廃棄物を抱えています。このまま地上で管理していくにもリスクが伴うわけで…。

今回は、そういった問題を考えさせてくれる動画やWebデザインが制作されました。

当日は、Web部門は1作品につき、2〜3分程度のプレゼンテーション、動画部門は30秒のプレゼン後に制作した動画の視聴があり、審査に。
賞は、最優秀賞(Web部門、動画部門)、審査員特別賞、オーディエンス賞があり、計4作品が選出されます。

発表会には審査員の小倉以索さん(デジタルハリウッド大学専任准教授)、栗谷幸助さん(デジタルハリウッド大学専任准教授)、江口ともみさん(タレント、キャスター)も登場!

 

バラエティに富んだ作品がたっぷりエントリーされた「Web部門」

Web部門では各チーム、サイトそのものではなく、サイトが目指すターゲットやどうしてそのようなサイトデザインになったのかをメインにプレゼンが行われました。

中には、クリックして進んでいくことで、高レベル放射性廃棄物の処分問題への理解が深まるようにできているゲームテイストのサイトも。

ほかにも物語を読んでいくことで、その問題について知ることができるタイプのサイトなど、さまざまな作品が紹介されました。

審査員の栗谷さんからは、「バラエティに富んでいて、重く難しいテーマなのにおもしろく見ることができました。いろんな手法、いろんな作品が生まれたこと自体が素晴らしいですね」というコメントが飛び出しました。

栗谷さんが言う通り、どのエントリー作品も理解を促進する工夫がたっぷりつまっていて、実際にWeb画面で触れてみたくなる内容でしたよ!

 

アニメや実写、ポップなものから重厚感あるものまで種類豊富な「動画部門」

続いて動画部門。簡単に作品の概要を説明したあと、その動画が上映されます。

作品は、簡単なストーリーが展開するアニメーションやイラストとキャプションで問題提起を投げかけるタイプのもの。

もちろんそれだけではなく、実写の作品もありました。

審査員の方からも「種類が豊富で楽しかった。どれもメッセージがあったのが素晴らしかったです」(小倉さん)、「高レベル放射性廃棄物の処分問題のアプローチに、こんなにいろんな方向があるのかと感心しました。見る側が目と耳だけでなく体で感じられる作品が多かったですね」(江口さん)というコメントも。

動画は1〜3分なのですが、どの作品もこの短時間でグッと引き込まれるものがありました。
また、ポップなものから重厚感あるものまで作品によってそのトーンはさまざま。でも、ほとんどの動画が、見終わったあと、高レベル放射性廃棄物の処分問題に対して考えさせる内容になっていたのも印象的でした。

 

わかりやすく、メッセージ性があり、プレゼンがうまい作品が受賞!

「Web部門」、「動画部門」の発表が終わり、いよいよ審査結果が!

インターネット投票での投票数が多かった作品が受賞するオーディエンス賞は、「Web部門」にエントリーしていた、なないろデザイン(STUDIO渋谷)の「考えよう。地球のみらいわたしたちのみらい」が選ばれました。


サイトURL:https://cfe.sakura.ne.jp/w_sby_nanairo/

「電気の精 エルク」というキャラクターのつぶやきを読むことで、高レベル放射性廃棄物の処分問題をわかりやすく伝えているサイト。まるで絵本を読んでいるような温かみあるデザインなのも特徴です。

ゲスト審査員により決定する審査員特別賞を受賞したのは、「Web部門」にエントリーしていた澄田大輔さん(STUDIO山口)の「核のゴミ処分シミュレーター」。


サイトURL:https://cfe.sakura.ne.jp/w_yamaguchi_sumida/

ミッションを次々とクリアしていくことで、最終的に高レベル放射性廃棄物の処分問題への理解が深まるゲーム調のサイト。クリックだけで進められる手軽さと、処分問題にまつわる用語の解説が簡潔でわかりやすい作品です。

そして最優秀賞の「Web部門」は、鴨志田京子さん(STUDIO新宿)の「バズった言葉大賞2019『チソる』」が選出。


サイトURL:https://cfe.sakura.ne.jp/w_sjk_feb_mom_kamoshida/

「バズった言葉大賞」という架空の賞にランクインした「チソる」という言葉を解説することで、高レベル放射性廃棄物の地層処分について伝えることがコンセプトのサイトです。「チソる」はこのサイト内の造語ですが、誰もが気軽に入りやすい言葉の語感やサイトデザインに加え、地層処分についてわかりやすく、深く解説されている作品。

「動画部門」の最優秀賞は、宮本真由さん(YICビジネスアート専門学校)の「夢のまた夢」が選ばれました。

環境問題に無関心な主人公が出会ったのは、行き場を失った核のごみ。自分以外の誰かが受入れてくれるだろうと思っていたら…。核のごみを擬人化することでより身近な問題に感じられるようになっている作品。そのため見ているうちに、高レベル放射性廃棄物の処分問題は他人事ではないと思わせてくれる動画です。

Web部門で最優秀賞を受賞した鴨志田さんは、喜びと受賞の驚きの気持ちからか、涙が…。

動画部門の最優秀賞受賞の宮本さんも自身の受賞に驚いていましたが、最後は笑顔に!

どの作品も甲乙つけがたいものでしたが、高レベル放射性廃棄物の処分の問題を自分なりに咀嚼して、その問題についてまったく知らない人に対してもよりわかりやすくアプローチしているWebサイトや動画が受賞作品に選ばれた印象でした。

そして、発表を聞いていた女子部JAPAN編集部3人で話していたのは、受賞したみなさんの「プレゼンがうまい!」ということ。
短時間で作品の要点が十分伝わるように話さなければいけないのってものすごく難しいですよね。でもみなさん、言いたいことがすごくわかりやすかったんです。
だから、その点も選考する上で、結構重視されていたのかも?

最後は、今回のコンペに参加したみなさんでパチリ!

なかなか難しいテーマでしたが、みなさんの作品を見て、「高レベル放射性廃棄物の処分問題」について知ることができ、今後どうすればいいのか考えるいいきっかけになりました。
今回のテーマも含め、これからも社会問題の解決に向けたわかりやすく、おもしろく、考えさせてくれるコンテンツが増えていくといいなと感じた発表会でした。

ちなみに、今回の受賞作品とコンペに参加した作品は、「CREATIVE FOR THE EARTH」のサイトからすべて見ることができるので、今回のレポートを読んで興味を持った人は、ぜひサイトにアクセスしてみてくださいね!

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