こんにちは。女子部JAPAN(・v・)のおぜきです。
SNS上で、「時短調理が可能」「被災時にも大活躍」と、注目度の高いポリ袋『アイラップ』を紹介するこの企画。第1弾では『アイラップ』製造元の岩谷マテリアル株式会社さんにお話をお伺いしました。
第2弾では、実際にアイラップを使った調理に編集部のおぜきとともいが挑戦した模様をレポート!
※調理をする際は、パッケージ記載の注意事項をよく読み、十分に注意しながら行ってくださいね。
<使用上の注意>
・火や高熱のそばに置かない
・オーブンなどの高熱器具は絶対に使用しない
・電子レンジなどで加熱する場合、120℃以上になると破袋・溶融する危険がある
・電子レンジなどで加熱する場合は密封しない
・電子レンジで使用する場合は直接レンジ内に入れず、必ず耐熱皿にのせて使用する
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※2020年3月18日に掲載した記事を再編集し、掲載しています。
炊飯器が使えなくても安心&洗い物いらず「アイラップ炊飯」
地震や台風などにより、電気が止まってしまう場合もあります。そんなとき、ガスコンロやカセットコンロがあればお米炊くことができちゃうんです。アイラップを使うこの方法なら、鍋を汚さずにすむため、使用後に洗う必要もありません。また水だけでなく、ジュースやコーヒーなどを使うこともでき、非常時に続く白いご飯に飽きた際には、バリエーションを楽しむこともできますね。
【材料】1人前
・アイラップ
・お米・・・60g
・水・・・90ml(コーヒー、野菜ジュース、オレンジジュースなどでもOK)
1. アイラップにお米と水を入れて、30分ほど浸水させる。(お米は研がなくてもOK)
2. アイラップの空気をしっかりと抜き、ねじって縛る(①)
空気が入っていると、鍋に入れた際浮かんでしまい上手く湯煎ができなくなってしまいます。しっかりと空気を抜いて縛りましょう。
3. 鍋底に耐熱皿を敷く。(鍋肌にアイラップを密着させないため)
4. 鍋に水を入れ沸騰したら①を入れ、中火で30分ほど加熱する。
湯がグラグラしている状態を保ちます。
5. 炊きあがったら鍋から取り出し、5分ほど置く。
鍋から取り出す際はポリ袋が熱くなっているため気をつけて。
この段階では、「固すぎたかな?」とちょっと不安に…。
6. 空気を入れるように混ぜ合わせたら出来上がり。
しっかりと空気と混ぜ合わせたら、ふっくらとちょうど良い感じになりました! 炊飯器で炊いたものとそん色ありません。
柔らかめの炊きあがりが好きな方は、湯煎する時間をもう少し長めにするとよいかもしれません。
炊きあがるまでにかかった時間は、お米を水に浸していた30分と、湯煎の30分ほど。コンロ前で様子を見ている必要はありますが、電気が止まってしまった非常時などに温かいご飯が食べられるのは嬉しいですよね。
2つ目は、アイラップで作る「卵サラダ」。サンドイッチの具材として人気の卵サラダですが、卵を茹でる時間を短縮したい!という方におすすめです。
災害時の場合、カセットコンロのガスをできる限り節約して使いたいものですが、卵を茹でるとなると結構な時間がかかりますよね。そんな時も、この方法ならレンジで簡単に作ることができるんです。またお水も使わずに調理でき、お皿などの洗い物もでないので、お水を節約したい時にぴったりです。
【材料】
・アイラップ
・卵
・マヨネーズ、塩、こしょう・・・適量
1. アイラップに卵を割り入れ、菜箸で卵黄に穴をあける(①)。
2. 耐熱皿の上に①を置き、電子レンジ600wで1分ほど温める。
3. 卵が好みの状態になるまで、レンジで微調整。
4. マヨネーズ、塩、こしょうを適量入れてかき混ぜる。
スプーンなどでかき混ぜる際、力を入れ過ぎてしまうとアイラップが破れてしまうことがありますので、優しくかき混ぜましょう。2枚重ねにしておくと安心かもしれません。
5. 完成!
初挑戦だったため、ちょうどよい硬さになるまでちょっと時間がかかってしまいましたが、2回目以降はもっとスムーズに作れるはず! アイラップの先をハサミで切れば、絞り出しの要領でスプーンなども使わずにパンやサラダに乗せることもできちゃいます。
3つ目は、ヘルシーで美味しい「鶏ハム」を作ります。
停電時には生ものが痛んでしまう心配があるため、優先的に使っていきたいですよね。この方法なら、冷蔵庫にある鶏肉を使い、おいしい鶏ハムをカセットコンロで簡単に作ることができます。(今回はIHでやっていますが、手順は同じです)
【材料】
・アイラップ
・鶏肉(むね肉)
・オリーブオイル
・塩、こしょう・・・適量

1. むね肉の皮を取り除き、切り目を入れ観音開きにしたものに、塩・胡椒をふる。(①)
皮を取り除く作業が地味に大変ですね…。
2. アイラップに①とオリーブオイルを加え、瓶などの硬いもので袋の上からたたき、肉の厚みを均一にする。
3. 空気をしっかりと抜き、アイラップをしばる(②)。
袋が破れてしまわないよう、2枚重ねにしてみました。
4. 鍋に2リットルの湯を沸騰させ、そこに水を200cc加え温度を少し下げる。②を鍋に入れ、蓋をして弱火で8分ほど煮る。
5.流水で冷やす。
6. アイラップから取り出し、食べやすい大きさにカットする。
7. 完成!
調理時間は20分ほど。特に手間がかかることもなく、とても美味しく、ジューシーに仕上がりました!
袋に入れたまま調理することで、味がしっかりと染み込み、鶏の旨味も逃がさずに茹でられるようです。まさに一石二鳥!
レンジでもコンロでも、工夫次第でさまざまなお料理に使えるアイラップ。ガスや電気が止まってしまった万一のときにも、強い味方になってくれそうです。調理以外でも、お皿替わりに、ゴミ袋としてなど活躍の場は幅広いため、一家に1パック常備しておくとよいでしょう。
今回ご紹介したアイラップ調理をはじめ、ポリ袋調理は非常時にいきなりチャレンジすると失敗してしまうこともあるため、普段から何度か試しておくと万一の際にも安心です。
※調理をする際は、製品の注意事項をよく読んだうえ、ご自身の責任において行ってください。
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