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【愛知】#24 渥美半島の小さな牧場「RDA愛知 ピッコロファーム」

日本全国でがんばっている女性を紹介する「のぼり坂47」プロジェクト。今回は、愛知県田原市でご夫婦で牧場「ピッコロファーム」を運営されている長江久美子さんに活動について聞きました。

「馬っていいね」、そんな気持ちを伝えたい、感じてほしい!
 
愛知県の端っこにある渥美半島(田原市)で、馬とヤギを飼育する小さな牧場「ピッコロファーム」を夫婦2人で運営しています。小さな牧場ですが、馬とより身近に安全にふれあっていただけるよう、完全予約制のプライベートでご案内しています。
 
田原市は温暖で自然豊かなところ。ファームの周りはキャベツ畑が広がっています。その田園の中を馬に乗ってお散歩すれば、心地好く身体も心もほぐれていきます。そんな馬とのふれあいを楽しんていただけるように活動しています。
 
 
「馬に乗るなんて、カッコ良いですよね~」とよく言われますが、見た目ではなく、より深く馬と関わっていけるように「生き物をサポートする」、そんな活動をしています。馬は今どんな気持ちなのか、どうすれば上手に乗れるのか、馬と仲良くなるには……、そんなお話もしていますよ。
 
馬は素晴らしい生き物なのです。その背に揺られて伝わる温もりと安らぎを感じてほしい。そして、縁あってパートナーとなった馬たちを存分に活躍させてあげたいと思っています。大好きな馬と共に過ごす生活は、そんな気持ちがスタートでした。
 
スポーツとしての乗馬レッスンはもちろんですが、特に力をいれているのが「ホースセラピー(障がい者乗馬)」です。「楽しく・安全に・より良い効用」をテーマに、皆さんと馬との懸け橋役になれるよう日々努めています。
 
みんな馬が大好き!馬に乗ると笑顔になれるよね。※旧施設での活動写真。
 
一本の電話がきっかけで「ホースセラピー」に携わるように

私がホースセラピー(障がい者乗馬)に携わるようになったきっかけは、以前勤めていた乗馬クラブにかかってきた一本の電話でした。

電話の内容は、「脳性マヒの障がい児を馬に乗せてほしい」という、ある親御さんからの相談でした。

馬とふれあうことで、身体的・心理教育的な効用を期待できる「ホースセラピー」の依頼を受けたのです。その日のうちに来場された双子の園児さん。最初は緊張しているようでしたが、小さなポニーに触って乗って、何とも嬉しそうなニコニコとした笑顔になっていきました。その様子に親御さんも心から安らいで感動されていました。子どもたちだけでなく、自分たち家族も癒されていると感じられたそうです。

「あ~馬にはこんなことも出来るんだ、こんな力があるんだ・・・」。あらためて馬の素晴らしさを感じた瞬間であり、忘れもしない大切な思い出です。

これまで見聞きしたことはあった「障がい者乗馬」でしたが、実際にやってみるととても難しく、学ばなければならないことが沢山ありました。まずは安全でなければならないこと、そのためには日々の馬の調教は欠かせないこと。しかし、馬とのふれあいを通して満面の笑顔を見せてくれる子供たち、そしてご家族の嬉しそうな表情に、また頑張ろうと元気をもらっています!

ホースセラピーは、大動物の馬を扱う動物介在療法(アニマルセラピー)の一つです。当然のこと、全ての人に適する活動ではありませんし、利用される方の症状や適した馬や設備などによって、私どもで安全にお乗せできない場合もあります。

個人差があったり、数値的な指標は提示しづらい活動ですので、誤解のないように、心理教育的な側面を重視したホースセラピー活動であることを、十分に気をつけながら説明しています。

これまでの経験上、お子さんも親御さんも、実際に乗ってみるのが一番だと感じています。言葉では伝えきれないことを、実際に体験すれば馬が語りかけてくれます。その馬からの伝えを感じてほしいですね。

馬も人もゆったりとした時間を過ごせる、そんなファームを目指して
 
馬たちが穏やかにゆったりと過ごせて、訪れる人たちも寛いでのんびり馬を眺められる、そんなファームが理想です。
 
また、ピッコロファームでは、牧場体験ができる「ファームステイ」も行っていて、一番の人気メニューになっています。「ファームステイ」をさらに充実させて、「乗馬療育」という考えを広めていきたいです。あわせて、馬たちの養老にも取組んでいきたいですね。
 
「乗馬療育」は、特に障がい児者に限定する活動ではありませんが、「安全に・楽しく・より良い効用」で行う療育です。馬は乗ること以外に、お世話を通じて情操教育の一役になっていきます。馬との関わり方を学ぶ・馬とのコミュニケーションを学ぶ、馬と共に活動することで得られる心理教育的な効用になります。
 
 
「乗馬」というと敷居の高さを感じる人もいると思いますが、ピッコロファームはそんなことはありません。もちろん、事故のないように安全面は厳しくチェックしますが、基本は「馬好きさん、みんな集まれ~!」と、多くの方のご来場を心待ちにしております。
 
今の施設は手狭で古くなってきていますが、気持ちだけは新しく、そして広く温かくありたいと思っています。そのためにも、人とのつながりが何よりも大切だと感じています。
 
ここ最近は特に、ホースセラピー活動に興味を持たれる方が増えています。個人でポニーを飼われる方もいらっしゃいます。ですが、小さなポニーでも一馬力です。安全に楽しめる馬との関わり方を伝えていくことも、私たちの役割の一つかと感じています。
飼養管理の状態によって、馬は活かされもしますし衰えもします。正しい知識と技術を身に付けて、より良いひとときとなりますように、研修活動も行っています。
 
 
毎日行う馬房掃除、重労働ですが、馬の体調確認もできて欠かせない作業です。もくもくと行うこの作業、宝探しのようで、やりたい子供たちがたくさんいるんですよ。
 
全国の女性へメッセージ

私は馬が大好きです! 好きなことをライフワークにできていることは、最高の幸せだと思っています。

ここに至るまでには色々なことがあり、決して楽な仕事でもありません。ですが、初心を忘れずにやり続けること・人とのつながりを大切にすること! みなさんも自分を信じて諦めないでください。ファイトです!

 

★好きな言葉★

「平凡な日常、かけがえのない日常」

馬と過ごす日々は、毎日が同じことの繰り返しです。その中で、馬たちの体調や気持ちの変化に寄り添い、共に生きていく。そして活かされていく。細く長く、途切れることなく、この時が流れますように…そんな想いです。

 

RDA愛知ピッコロファーム

馬は素晴らしい生き物、その背に揺られて伝わる温もりと安らぎを感じてほしい。街中の喧騒を離れて、自然の中で営まれる人と馬との暮らしは、緩やかな時の流れと和やかでホッとする温もりで満たされてます。小さな牧場=ピッコロファームは心のオアシス。癒しのひとときをお過ごしください。

※RDAは、1964年イギリスで結成された障がい者乗馬協会で、日本はRDA Japanとして1998年海外メンバーに認定された。ピッコロファームは、そのベースユニットとして施設登録している。

〒441-3425 愛知県田原市大草町平松129番地

アクセス:東名高速-音羽蒲郡ICから車で約45分。最寄り駅は、豊橋鉄道渥美線-三河田原駅です。

電話:070-1627-7419

メールアドレス:info@piccolo-farm.com

 

「RDA愛知ピッコロファーム」さんはじめ、渥美半島で活動する女子仲間による「癒やし体験in渥美半島」。パンフレットは、こちらでチェックできます!

 

 

のぼり坂47では、全国各地で活躍する女性・団体を募集中! 応募方法など詳しくはこちら

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