Catevory
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

[2020.5.27]「SDGs100人カイギ」で「教育の挑戦」について考えてみました!

こんにちは。女子部JAPAN(・v・)のHicaryです。

女子部JAPAN編集部では、キックオフイベントから「SDGs(エスディージーズ)100人カイギ」に参加しています。

今まで参加したSDGs100人カイギはこちら

「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を示すSDGs。
その持続可能な開発目標は、よりよい世界を目指す国際目標として定められた17のゴールと169のターゲット(具体的な目標)で構成。そして、2030年までに達成すること、そして地球上の「誰一人取り残さない」ことを目指しています。
(詳細はこちら!)

女子部JAPANが参加している「SDGs100人カイギ」は、2030年までに本気で世界を「変える」ことを目標として、SDGsに関わるさまざまな活動をしている人が登壇。その話を起点に、クロスジャンルで、ゆるやかな人のつながりを生むプロジェクトです。
ルールは、ゲスト登壇者が100人集まったら、解散すること。

SDGsの目標自体は大きいですが、私たちにも手軽に取り組めることがあるはずだと考えて、毎回、参加しています。

この7回目のカイギが2020年5月27日に開催されたました。今回もオンライン開催でしたが、ともい副部長と参加してきましたよ! この模様をレポートしていきます。

 

教育が挑戦しているSDGsな取り組みとは?

今回のテーマは、「世界を変える、教育の挑戦」。

SDGsの目標4に「質の高い教育をみんなに」というものがあります。今回登場したゲストからは、そのために取り組んでいることや、SDGs自体を教育に取り入れた話を聞くことができました。

それらを語ってくれたのが、この4人のみなさんです。

今回登壇したのは、左から

新宿区立西戸山小学校 教諭(元・江東区八名川小学校 特色主任) 小野瀬悠里さん

新渡戸文化学園中学高等学校 英語科教諭 山本崇雄さん

港屋株式会社 代表取締役社長 五島希里さん

聖心女子大学現代教養学部教授 聖心女子大学グローバル共生研究所副所長 永田佳之さん

今回も、登壇者の発表をリアルタイムにイラストでまとめるグラフィックレコーディングが行われました。
発表の概要が簡単にまとめられているので、振り返るときや参加はできなかったけれどその内容を知りたい人でもわかりやすいイラストです。

そして、各登壇者の話で、私が印象に残ったのはこちら!

 

・SDGsと学びを結びつけることで、生徒が世界とのつながりに気づく

新宿区立西戸山小学校教諭の小野瀬さんは、今年の3月までいたという江東区八名川小学校で行っていた、SDGsと学びを結びつける取り組みについて教えてくれました。
それは、SDGsの目標と関連付けて学習項目を設定すること。例えば、SDGsの目標16に「平和で公正な社会と行政」というものがあります。これを教えるために、「ちいちゃんのかげおくり」を取り上げるといったことです。
このようにSDGsの目標に関連した課題を経て、生徒が「身近に取り組んでいたことが、実は世界にもつながっているんだ!」という気づきを与えられるのだとか。
SDGsが子どもたちの学びの理解を深めるきっかけにもなるんだなと、そのおもしろさを感じました。

 

・誰一人取り残さないようにするための目標を考えるプロセスが大切

新渡戸文化学園の山本さんは、SDGsそのものを学校教育に取り入れることはしていないそう。ただSDGsは、文化がちがう国も、戦争をしている国も、すべての加盟国が合意した…このプロセスが大切だと考えていました。というのもそれは例えば、隣の子と仲が悪くても、嫌いな先生がいても、共通の目標を見出すことができるということを示しているから。
それで、「運動会」で誰一人取り残さないようにするための目標について生徒のみんなと考えたことがあったのだとか。
そのとき、どんな人でもみんなが合意するプロセスを体験するため、大人が決めるということはせず、子どもも大人もフラットな立場で問題に向き合うことをポイントにしていたそう。
この話を聞いて、私も子どものころ、そんな体験してみたかったな…と思ってしまいました。

 

・目標や手段だけでなく、自分の内側からの声に従うのも重要

コーチングの手法を用いて、プロのコーチとして活躍している港屋の五島さん。
行動を継続させるには、社会的に「すべきこと」と考えた結果の建前的な目標・目的を持つのではなく、「なぜ私がやるのか」という「意味づけ」が必要です。しかし、五島さんがさまざまな活動を通して、SDGsについて「意味づけ不全」を感じる瞬間が何度かあったそう。
そこで五島さんは、自身のコーチングのスキルを生かして、自問自答。その結果、未来を予測していくのが困難な現代、いっそのこと目標を持つのではなく、内側から駆り立てられる何かに耳をすませ、現状取り組めることをしっかりやっていくことでいいんじゃないかという結論に至ったそう。
つい「すべき」と考えての目標や手段に囚われてしまいがちですが、自分の内側からの声に従って行動していくのも大切…という話にすごく共感しました。

 

・パンデミック後は、学校文化が「想像力・共生・楽しむこと」を重視するようにシフトする?

聖心女子大学の永田さんからは、今のパンデミックは教育にとって、偉大なるリセットのときと言います。
英国では、パンデミック後の社会は経済成長よりも健康と幸福を優先してほしいと10人中6人が回答しているそう。
だから、これまでの ※持続可能な開発のための教育から、今後は、人間の存在や在り方を重視した教育が行われるようになるのではないか。そして、学校文化も「知識偏重・競争・頑張ること」から、「想像力・共生・楽しむこと」へとシフトしていくのではないか、とのことでした。
その話を聞いて、教育における価値が変わるだけでなく、仕事や社会においても、想像力や共生、楽しむことが重視される世の中に変わっていくのではないかなと感じました。
※環境、貧困、人権、平和、開発といった世界のさまざまな課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組むことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動。(文部科学省「ESD(Education for Sutainable Development)」より)

 

先生がくれるちょっとしたきっかけから世界が広がる!

Hicary:個人的には、山本さんの話していた学ぶことの目標を書いていく「学びのデザインマップ」が興味深かったです。

発表で例示していたのは、英語を学ぶ目標について生徒が考え、それを「学びのデザインマップ」に落とし込んでいくという話でした。
私が中学高校のときは、英語を学ぶ目標について考えたことはなく…。思っていたことと言えば、「大学の受験科目にあるし…」程度でした。

でも、例として出された生徒の方の「学びのデザインマップ」を見ると、ものすごい夢があふれているんですよね!

海外の子どもたちとオンラインで会話をしたり、大人100人とディスカッションするなど、アイデアが生まれるような先生からの手助けはあるようですが、目標の広がり方がすごい!
私が子どものころにこういう教育受けていたら、また違った人生・考え方があったのかな…?

そしてこの「学びのデザインマップ」って、大人の私たちにも活用できそうですよね。
なんとなく日常に忙殺されて、目標を持っていてもぼやけてしまったり、なかなか未来に希望を見いだせないときってありますよね。そういうときに、こういったマップを書いてみるのも有効だなと感じました。

 

ともい副部長:定期的に現在・未来のデザインマップを書き出してみるのもいいですね!

わたしは、小野瀬さんが自身の趣味の音楽の話をSDGsに結びつけて話すことで、生徒がより想像しやすくなったり、教科書以外にも学ぶきっかけづくりになっていて、いいなと思いました。

 

Hicary:生徒にどう思うか考えてもらう意味も含めて、好きなアーティストなどをピックアップして話をするって言ってましたよね。

 

 

ともい副部長:わたしが中学2年生のときに習った女性の英語の先生が、例文に好きな芸人の名前や趣味、自分の世界観をこれでもか!と入れ込む人で。
もともとヒップホップが好きで英語には興味があったのですが、それ以上に「このアツくて変な先生と仲良くなりたい!」と思い、学年10位以内に入り、留学を考えるくらいまで勉強して、英語も先生も大好きになりました。

 

Hicary:私もそんな先生と出会えてたら英語が好きになってたかも。

 

 

ともい副部長:先生から、家族、学校、画面に映るもの以外にも世界は広がっていることや、面白いものがたくさんあることを教えてもらうことで、子どもたちが自分で調べたり、視野が広がっていく楽しみに気づくきっかけづくりがどんどんされていくといいですね。

 

Hicary:本当にそう思います!

 

今回は、誰しもが受けたことのある「教育」がテーマだったので、前回に比べると理解しやすいお話が多かった印象でした。
そしてどの発表も、聖心女子大学の永田さんが言っていた通り、パンデミック後に変容すると言われている「想像力・共生・楽しむ」を重視した教育を行っているように感じたのがうらやましかったです。
従来の学校文化である「知識偏重・競争・頑張る」にどこかモヤモヤした思いがあった私としては、「こんな教育を受けられていたら…!」という思いでいっぱいでした(笑)。
さて、次回のvol.8のテーマは「世界を変える、“Mottainai”の挑戦」です。どういう“Mottainai”話が聞けるのか、今から気になっています!

 

★私たちと一緒に「SDGs100人カイギ」に参加してみたい方は、こちらから応募してみてくださいね★

share
page top