【担当者にトツゲキ】 あの「命の母」について、小林製薬の担当者さんに聞いてみた。(後編)誰しもに訪れる「更年期」に、効果的な成分とは?

今回の【担当者にトツゲキ】のコーナーでは、女性の一生と切っても切れない生理と更年期に注目。「名前は見聞きしたことはあるものの、くわしくはよく知らない」なんて人も少なくない、小林製薬株式会社の「命の母シリーズ」を取り上げています。
ブランドマネージャーの白石千夏さんに取材したレポート後編のテーマは、「命の母シリーズ」を飲むきっかけや、更年期との向き合い方について。これまでの更年期に対する印象が少し変わるかもしれません。
前編はこちら
(テキスト:女子部JAPAN(・v・) さかい)
何をきっかけに「命の母」を取り入れたらいいの?
こばなみ:
プレ更年期や更年期の世代なら、ちょっとでも不調を感じるようになったら命の母を飲み始めた方がいいんでしょうか。
白石さん:
何かしら症状を感じたら、使ってみるのをおすすめしています。命の母は三大婦人薬と呼ばれる3つの生薬が全部入っていて、基本的には誰にでも効きやすい処方になっているので、ファーストチョイスとしてはすごくいいかなと思います。
こばなみ:
お話を聞けば聞くほど、「早く飲んどきゃよかったよ」って思います。今すぐ薬局行きたい気分です(笑)。
白石さん:
実は一週間分だけが入ったパウチタイプもあるんです。持ち歩きにも便利ですよ。瓶のタイプも合わせると「命の母A」が4サイズ、「命の母ホワイト」が3サイズあります。「ホワイト」に比べると「A」は優しく効いていくので、「A」を試すなら一カ月くらいは飲んで様子をみてほしいなと思います。
さかい:
ホワイトのパッケージには「生理がくるなと感じたら」と書いてありますね。
白石さん:
一般的に、PMS(月経前症候群)の症状が出るのは、生理がはじまる10日から3日前と言われています。ですので、その時期に不調が起きる場合は、その辺りから飲んでいただくのがいいですね。
さかい:
効果を感じるようになると、飲むのをやめることが不安になってしまいそうですが…。
白石さん:
飲むことをやめても、全く飲んでなかったときよりは、女性ホルモンを整えるという意味では、よくなっているかもしれません。ただ、脳の視床下部で調整している自律神経がストレスを感じたりすると、女性ホルモンへも影響しうるので、その時々のストレスや環境によって変わってはきますね。
生薬が主成分の「命の母」。一度に飲む量やピルとの併用は?
こばなみ:
成人は錠剤を一回に4錠……いっぱい飲むんですね。
白石さん:
一般的な頭痛薬などの西洋薬だと、成分を合成して作るので小さな粒にできるんですけれども、命の母の生薬はもともとは煎じて飲むようなお薬なので、それをそのまま入れるとなると一回量も多くなってしまうんです。
さかい:
私は実際に「ホワイト」を飲んでいますが、粒自体は大きくないから、そんなに飲みづらいとは感じないです。
白石さん:
粒のサイズだけでなく、生薬そのものは苦かったりにおいがきつかったりするので、糖衣でくるむことで飲みやすくしています。余談ですが、糖衣が割れると非常に臭いです(笑)。ものすごくいい生薬なんですけどね。なので、決して瓶を振ったりしないでくださいね!
たけだ:
ピルを飲んでいる場合、併用はできるのでしょうか。
白石さん:
ピルを飲んでも治まらない症状があったとしたら、命の母を飲む前にまずはお医者さんに相談してもらった方がいいですね。ピル以外でも、なんらかの治療を受けていたり妊娠していると思われる人などは、服用する前にお医者さんに相談をするようにしてください。
40代は、特に自分の体調の変化を見逃さないように!
たけだ:
生理や更年期について調べていると、女性ホルモンの経年変化みたいなグラフをよく見かけます。それを見るたびなんだか切なくって…。本当に私もこれに当てはまるのかな?って、認めたくないというか。
(命の母Aブランドサイトより抜粋)
白石さん:
基本的にはどんな人も40代で女性ホルモンの分泌量は減少するとは言われています。ただ、その数値が急にガクンと下がったり、バラついたりするっていうのが、更年期症状がひどくなる要因なので、症状を和らげるには、そこをいかにゆるやかにランディング(着地)させていくかが大事。それは命の母が得意とするところなんです。
たけだ:
ソフトランディングしたいなってすごく思います。
白石さん:
「命の母」はホルモンバランスを整える生薬だけじゃなくて、イライラなど精神神経系に効く生薬も配合されているので、きっと役に立つはずです。もちろん、食生活を見直したり適度な運動を続けるなど、日頃から体調に気を配るようにすることも大切ですけどね。
さかい:
40代は、特に自分の体調の変化に目を向けた方がいいということですね。
白石さん:
そうですね。更年期って100人いれば100通りの症状があると言われているので、肌荒れや頭痛、肘の関節痛とかも、ホルモンバランスのせいである可能性があります。まずは更年期が近づいてきたら、生理周期などと合わせて自分の状態をしっかり見つめ直してみるのがいいかと思います。
汗が出る?気分が乗らない? 更年期のはじまり
こばなみ:
更年期というと、お母さんがそうだったけど、まさか自分が?って。今なんとなく調子が出ない期間が長くて。これははじまりなのかしら…。
白石さん:
更年期の症状に気づくきっかけは汗をかくようになった、とかが多いんですけれど、よく聞くのが「モヤがかかったみたいな気分になる」というようなことですね。友達に会うのが億劫になってきた、とか、お出かけが面倒くさくなってきた、なんて声もよく耳にします。
こばなみ:
遠い先の話だと思っていたから、現実をあんまり受け入れられないかも…。
白石さん:
わかります。最近の女性の皆さんは、昔の40代に比べてすごく若くてハツラツとしていらっしゃいますしね。でも、人間の体としては昔と同じなんですよね。ただ、ライフスタイルがとても多様化しているので、個人差は非常に大きくなっていますね。
たけだ:
症状が全然ないっていう知人がいて、「単なる加齢による疲れかな」くらいに乗り切ってる感じなんです。できれば私もそういう風にやり過ごしたいんですが…。
白石さん:
私たちは毎年調査をしているんですけれども、45歳〜55歳の方では「病院で更年期症状と言われた」もしくは「自分で更年期の症状があると思っている」と答える方が、毎回半分近くいらっしゃるんです。更年期の症状がないという方のなかには、もしかしたら、症状を更年期に当てはめていない方や、人には言わず感じている方も少なくないのかなと思いますね。
更年期はただの“期間”。ネガティブになりすぎず迎えよう!
さかい:
「更年期」というとネガティブな印象を受けがちだからこそ、自ら認めてたまるか!みたいな感じもあるのかも?
白石さん:
命の母ブランドは、そのイメージを変えていきたいんです。更年期は誰もが通る単なる「期」であって、体調が悪くなることはどうしてもしょうがないことなので、恥ずかしいものだとか、女性として終わるだとか、ネガティブなことと捉えて欲しくないんです。
こばなみ:
最近では女優さんが更年期障害についてテレビで語ったりもしていますよね。
白石さん:
「命の母」ブランドでも、更年期の理解を深めて助けを求めることができるような、当たり前に口にして人に頼ることができるような世界を作っていきたい、と考えているんです。ブランドに歴史と信頼度があるからこそ、明るくポジティブに変換していこう、と日々PRしています。
生理と同じように、更年期は誰にでも訪れる期間。そのことを肝に銘じておけば、恥ずかしがったり目を背けたりすることなく、向き合うことができそう。症状には個人差があるからこそ、自分のこころとからだを見つめ直して、悩みを改善してくれるアイテムを上手に取り入れることができるといいですね。
女子部JAPAN(・v・)では、今後も生理や更年期について、「生理会議」をはじめさまざまな企画でいろんな角度から掘り下げていく予定です。どうぞお見逃しなく!
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