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[2020.7.29]「SDGs100人カイギ」で「夏休み」について考えてみました!

こんにちは。女子部JAPAN(・v・)のHicaryです。

最近、女性誌でも特集が組まれるようになるほど、「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を聞く機会が増えてきていますよね。

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
よりよい世界を目指す国際目標として定められた17のゴールと169のターゲット(具体的な目標)で構成。地球上の「誰ひとり取り残さない」で、2030年までに達成することを目指しています。
(詳細はこちら!)

そのSDGsにまつわるプロジェクトが「SDGs100人カイギ」です。
2030年までに本気で世界を「変える」ことを目標として、SDGsに関わるさまざまな活動をしている人が登壇。その話を起点に、クロスジャンルでゆるやかな人のつながりを生むことを目的に、ほぼ毎月開催されています。
ルールは、ゲスト登壇者が100人集まったら、解散すること。

女子部JAPAN編集部では、キックオフイベントからこの「SDGs100人カイギ」に参加しています。

今まで参加したSDGs100人カイギはこちら

SDGsの目標自体は大きいですが、私たちにも取り組めることがあるはずだと考えて、毎回、参加しています。

この9回目のカイギが2020年7月29日にオンラインで開催されました。この模様をレポートします。

 

学校とは別の場で行われているSDGsな教育の取り組みとは?

今回のテーマは、「世界を変える、夏休みの挑戦」。

夏休みに考えたくなるような、学校とは別の場で行われているSDGsな教育についてのカイギでした。

それについて語ってくれたのが、こちらの4人のみなさん。

左から

日本科学未来館 科学コミュニケーター 高橋尚也さん
WWFジャパン オフィサー 松浦麻子さん
サンシャイン水族館 館長 丸山克志さん
アーティスト 藤元明さん

そして、各登壇者の話で、私が印象に残ったのはこちら!

 

・SDGsワークショップで立場の異なる人との対話を体験!

日本科学未来館の高橋さんが行っているのは、SDGsのワークショップ
気候変動から世界を守るため、立場が異なる5つの国に参加者が分かれ、気候変動の危機を予想し、まずは国内で予算分配を話し合います。その後、気候変動によって災害が生じ、被害を受ける国が出たら、国連で話し合いをする…というのを繰り返していくワークショップです。
「気候変動からどれだけ世界の国々を守れるか」という課題自体がSDGs的なものです。でも気になったのは、立場の異なる国との対話が体験できる仕組みになっていること。SDGsの目標にある「パートナーシップ」にも関わる内容になっているところが、興味深かったです。

 

・においの言葉で世界を嗅ぐ!?

WWFジャパンの松浦さんが取り上げていたのは、「においの惑星 くんくんPlanetに出かけよう」という特設サイトの取り組みです。
これまで動物園の来場者に嗅いでもらった動物のうんこのにおいの感想として書いてもらった言葉を集めて分類。それを円形に並べた「うんことばホイール」を見ることができるサイトです。
これは、「においを表すのは、自分の体験・経験とその人の感性に依る」という美術作家の井上尚子さんの言葉がヒントになったそう。また、それによって自分のことを語るきっかけになり、コミュニケーションが生まれたら…と考えてつくったのだとか。
確かに、ホイールを見ると、さまざまな言葉が! これを見ているだけで生物の生命を感じられたり、人間のボキャブラリーの多さを実感できたりして、楽しいコンテンツになっています。

 

・サンシャイン水族館からサンゴ礁を再生

サンシャイン水族館では、水族館で育て、殖やしたサンゴを沖縄へ還す「サンゴ返還プロジェクト」と、沖縄の海でサンゴを育て、増やす「サンゴ礁再生プロジェクト」を行っていると、館長の丸山さんが語ってくれました。
サンゴ礁があると、海の生き物の住み家やエサにもなり、防波ブロックと同じ役割を持つほど頑丈なので、大波を防ぐというメリットもあります。
しかし、地球温暖化が大きな原因で6、7割のサンゴがなくなっているのだとか。そうなると、海の生き物もいなくなり、私たちが魚を食べることができなくなるかも…!?
そう聞いて、地球温暖化は生物を減らしてしまうほどに深刻なのかとビックリしました! サンゴをこれ以上減らさないためにも、日頃の温暖化につながる行動に気をつけようと感じました。

 

・海ごみからできたアート作品

アーティストの藤元さんが作成したアート作品のひとつが、海ごみからできた「Fountain」シリーズ。

海ごみの写真を見たことがあったけれど、実際に見たことがなかったので、五島列島や能登半島に行き、実際にフィールドワークをしたところから作品が生まれたそう。
しかも現地の人に海ごみがどこにあるのか尋ねたところ、「地元の海はきれいだからそんな場所ない」と言われたのだとか。ですが、実際には、きれいなビーチの20m先の浜に海ごみが蓄積していた場所も。そこには、人が来るビーチは掃除するけれど、人が来ないところは清掃しないという現実が…。
アート作品には、「人が来ないところを清掃する必要はない」という世の中の考え方への問いも込められていると聞いて、ごみについて考えさせられました。

 

ちなみに、今回も登壇者の発表の概要がわかるグラフィックレコーディングが行われました。
グラフィックレコーディングはリアルタイムでイラストを描きながら、発表内容をまとめていくもの。
Vol.9の発表の全体像はこのような感じでした。

 

「うんことばホイール」がパートナーシップの入り口になる!?

今回特に気になったのは、松浦さんの紹介していた「においの惑星 くんくんPlanetに出かけよう」でした。

そこで紹介している「うんことばホイール」は、ゾウやオランウータン、トラなど動物ごと、そして動物園ごとに作られています。

サイトを見てみるとわかりますが、ひと口にうんちのにおいと言ってさまざまな表現があることがわかりますし、具体的な表現ほど、そのにおいを想像してしまいますよね?

そして、うんことばホイールの下には、その動物の詳細な説明が書いてあります。何を食べているかを見ると、うんことばホイールで出てくる言葉に納得感があるのは気のせいでしょうか…(笑)。

ちなみに、松浦さんいわく、このサイトのことを家族や友だちに伝えることで、SDGsの17番目の目標「パートナーシップで目標を達成しよう」がクリアできるのではないかという話でした。

確かに、ホイールにある言葉は、なんか笑ってしまったり、においを想像して複雑な気分になったり、エサからにおいを考えさせられたりします。だから、それを言語化して家族や友だちに伝えることで、コミュニケーションのきっかけにもなるし、パートナーシップの第一歩を踏み出すための入り口にもなっていますよね。

なお、ここに挙がっている動物たちは、実は絶滅危惧種の動物なんだそう。言葉で世界を嗅いで、世界で起きていることを知れば、世界を変える一歩になるのでは…とWWFの松浦さんが考えてつくったサイト。うんことばホイールで、においの言葉を味わいながら、絶滅危惧種についてもみんなで考えられるようになるといいですよね。

 

ちなみに、vol.10も編集部で参加予定です。次回のレポートもお楽しみに!

 

★私たちと一緒に「SDGs100人カイギ」に参加してみたい方は、こちらから応募してみてくださいね★

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