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【滋賀】#60 地域産業や文化の体験を通して、つくるよろこびをつなぐ「ファブリカ村」

日本全国でがんばっている女性を紹介する「のぼり坂47」プロジェクト。今回は、滋賀県で地域の産業や文化を体感してもらい、つくるよろこびをさまざまな人と共有することを目指す「ファブリカ村」村長の北川陽子さんに聞きました。

地域の産業や文化が体感でき、つくり手とつかい手をつなぐのが「ファブリカ村」

「ファブリカ村」は、もともと私の父が地場産業の麻織物の工場として1964年に建てた織物工場でした。

その工場を、地域の産業・文化に触れることができ、つくるよろこび、つかう楽しみを体感、共有できる場所としてリノベーションし、2009年10月にオープン。つくり手とつかい手と社会をつなぐ「群れ=村」という意味を込めて「ファブリカ村」と名付けました。


ファブリカ村村長の北川陽子さん(写真提供  おでかけmoa)

雑多にものがあふれる時代が長く続いていますが、人々の意識は目には見えない、心の豊かさを求めていると思うんです。
それは、カタチとしては残らずに感じとるもの。たとえば、過程や時間といった体験です。

そして、風土から生み出された歴史と文化、伝統と芸術を次世代につなげていきたい。丁寧につくられたものたちが、きちんとつかわれていくように、地域のものづくりを知り、興味を持てるような種まきをしていきたい…。

そんな想いを込めて、ファブリカ村でさまざまな活動をしています。

具体的には、週末カフェギャラリーとして滋賀のものづくり作家の作品展示・販売。

「つくるの学校」と題した体験教室も開いています。

音楽ライブ、勉強会、出張カフェなどの企画運営もしています。

 

「日本古来のものづくり文化が廃れてしまう」という危機感がきっかけに

もともと父が建てた工場と言った通り、ファブリカ村はかつて「北川織物工場」として、絣(かすり)という技法を使った地場産業の麻織物の生地を生産していました。

そこでは、絣のデザインや染色をしていましたが、手間暇かけて生産したものは高価になり、売れにくい状況になっていったのです。

しかもそのころ、海外の大量消費・大量生産型に市場はシフトしはじめていました。
それを見ていて、このままだと日本古来のものづくり文化が廃れてしまうかもしれないという危機を感じたのです。

そこで日本の、そして地域のものづくりを継続するために、つかい手、買い手、生活者の意識を変えなくてはいけないと感じ、工場を「ファブリカ村」として体験・体感型できる空間にしました。

目標は、豊かな暮らしの価値観を共有できる人を増やすこと。

それには、単なる物売り…たとえば価格だけで判断されるのではなく、つくられたものの工程、背景(物語)、つくった人となり、想いを売ることが必要だと思ったんです。どのようなやり方がいいのか、かなり模索しました。

そして大切だと思ったのは、ものがつくられる工程を知ること、体験すること、地域でつくられた作品に出合うこと。

それで、ファブリカ村では、つくる工程やつくり手の想いが実感できる場や体験を増やしていきました。

 

誰かのチャレンジをみんなで支え合える場所でありたい

ファブリカ村では、副村長・北川順子が製作する洋服ブランド「jestilo(R)」や「おうみ東部おやこ劇場 事務所」など0〜5番地まで常時ファブリカ村に拠点を置くつくり手がいます。

当初から雇う雇われるの関係性ではなく、独立した個の集合体をつくることを目指していました。だから今後も、同じ想いでものづくりをする仲間の拠点を増やしていきたいと思っています。

また、これからも誰かのチャレンジをみんなで支え合える場所として歩みを重ねたいです。

展示会をしてみたい、雑貨屋さんをしてみたい、カフェをしてみたい、オリジナルブランドをつくってみたい、音楽や演劇など舞台活動を発表してみたい、子どもたちと一緒に楽しめる絵本の読み聞かせ会を開いてみたい…。

そんな夢を持っている方々に場や機会を提供していきます。

ファブリカ村は、そんな「やってみたい」を応援しています。

全国の女性へメッセージ

自分が楽しいと思えることは集中できます。
「うれしい、楽しい、大好き」を大切に自分の感性を信じて、身の丈に合った歩みをしてほしいと思います。

女性は年齢により、生活環境が変化し、取り組むべき優先順位も変わっていくと思います。焦らず、遠い夢と近い夢を持って、無理なく前へ進んで行きましょう。

 

★好きな言葉(1)★

継続は力なり

ファブリカ村は2019年に10周年を迎えました。さらにその10年前に、私は「Fabrica」というブランドを立ち上げました。どんなことがあっても今日まで続けてこられたのは、この言葉のおかげです。

★好きな言葉(2)★

シガシガ

ギリシャ語で「ゆっくり行きましょう」という意味です。「ギリシャヨーグルト パルテノ」のCMに使用されています。

そのパロディバージョンCMを滋賀が作成しましたが、ファブリカ村で撮影し、母がモデルで登場しました。

 

つくるよろこび「ファブリカ村

もの、こと、こころをつくる場所。
0才から100才まで多様な人たちが出逢う場所
つくるよろこび・つかう楽しみと出逢う場所
何かをはじめるきっかけを見つけることができる場所
自分らしい暮らし方・生き方をかたちづくる場所
それぞれが輝き、誰かを照らす存在になれる場所
あなたがワクワクする場所をファブリカ村で描いてみませんか?

アクセス:https://www.fabricamura.com/access/

 

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