【女子のホンネ調査】ここ数年、“生理”について話すことがオープンになってきているけれど…あなたはどう思う?

アラサー、アラフォーシングルを主軸とした女子部員たちの本音を探る「女子のホンネ調査」。今回は、生理がオープンになりつつある社会の雰囲気について、リサーチしてみました。
女子部JAPAN(・v・)も、生理や更年期のこと、そして女性のカラダのことを考えてきた中で、センシティブなテーマを掲げることの難しさを感じる機会が多くあります。
こうしてアンケートをとってみても、意見は人それぞれ。これから先、女子部JAPAN(・v・)がみんなのモヤモヤを解消するためのお手伝いをしていくためにも、まずはホンネを探っていきたいと思います。
(テキスト:女子部JAPAN(・v・) さかい)
Q. ここ数年で“生理”について話すことがオープンになってきていますが…
あなたの気持ちに一番近いものを教えてください。
(女子部JAPAN(・v・)メルマガ調査/回答者65人/調査期間2021年6月)
半数近くの人が「いい傾向」と感じている一方で、マイナスに捉えている人も少なくないようです。編集部メンバーは仕事上、ここ数年の生理のムーブメントを重く深く捉えがちなのですが、そもそもその状況を感じ取っていないという人ももちろんいます。
では、”生理”の当事者でもある部員さんたちは、どんな思いでいるのでしょうか。それぞれのコメントをご紹介します。
男性にもぜひ知ってほしい!
PMSや生理の辛さはオープンにしなければ男性には知りえないことだし、知ることで寛容になれると思う。(あもさん/30代)
もっと声を上げたほうが良いし、忌み嫌わないでほしい。(きりんさん/30代)
月経について、男性も学校で現象として学ぶことはあっても当事者ではないから忘れてしまうし、それによって女性が被るしんどさを知っておいた方がお互いに配慮できると思うから。(あおいさん/30代)
わたしの周りはスマートな大人が多いので親身になってくれます。友人の会社のおじさま達は理解がないようで、痛みで半休取っただけで朝までお楽しみだったの?とニヤニヤしてくる人もいるそうです。腹立つけどそんな人に生理といっても気持ち悪いので、理解はできなくともまずは第一歩、一般的な教養として認知度をあげるべきだと思います。(あいすべあさん/20代)
まずは勘違いや思い込みがある男性には、正しい知識を持っていただきたいですが…、受けてきた教育や文化の違いなどからも難しい面もありそうです。あいすべあさんのおっしゃる通り、理解が難しいとしても、社会全体の認知度をあげていければいいですよね。
なんとなくしか知らなかったという男性も、近頃のムーブメントで少し理解が深まったという人も少なくなさそうです。
では、特に何も感じていないという女子部部員さんの意見もここでご紹介します。
オープンになってきているとも思わない。
特に話題にはなりません。(もこさん/40代)
男性がそれを知ったからなんなんだ?(ynさん/20代)
オープンに話したい人が話せばいい。(けいこまりさん/30代)
やはり大きな声では言い難い。それは男性の理解がなくてドン引きされるから。(kikaさん/40代)
普段から生理について話す機会がないため分からない。(まゆゆさん/20代)
「大きな声では…」「話す機会がない」といったコメントは、女子だけの世界にいるとあまり聞こえてこないのかも、と痛感させられました。私の場合ですと、女子部JAPAN(・v・)の編集部は女子だけですし、前職も女子ばかりの部署、遡れば高校も男女別学、という状況だったので、生理も話題に上がるのが当然だと思っていましたが、そこに1人でも男性がいれば話題にはしなかったな、と…。
話題にならないということは、社会的ムーブメントも感じづらいですよね。では続いて、このムーブメントへの反対意見もご紹介します。
オープンにするべきじゃない。
生理だというのを知られたくない。(サッキーさん/30代)
恥ずかしいものなので。(ねこまるさん/30代)
言われたところで男性は反応に困ると思うから。(あゆっこさん/30代)
オープンにした方が良いのだろうが、出来ない…。(のぞみさん/40代)
「知られたくない」「恥ずかしいもの」というハッキリとした意見も、受け入れられるべきですよね。なんでもかんでもオープンにするのが良いというわけではないはず。正しい知識が広く認識され、男女共に配慮のあるコミュニケーションが育まれるのがベストです。
恥ずかしさを感じることも受け入れて
「オープンに」という言葉が曖昧だからこそ、女子の間でも意見が分かれてしまうのかもしれません。生理がどういった現象で、どんな影響があるのかということは社会的に認識が高まっていくのが理想ですが、「”生理だから”休みます」というような、個人単位の部分をオープンにしていくことは必ずしも必要ではないはずです。
「女性×生理」も一つとして同じ状況はありません。男性へはもちろん、女性同士でもさまざまな意見を受け入れて、より過ごしやすい働きやすい環境へ変えていけるといいですね。
女子部JAPANでは、専門家の方もお招きして生理をいろんな角度から掘り下げた「生理会議」を掲載中。ぜひチェックしてみてくださいね。