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「SDGs100人カイギ」で子どもたちに未来をつくることについて考えてみました!

こんにちは。女子部JAPAN(・v・)のHicaryです。

「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を耳にする機会が増えてきましたよね。SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、よりよい世界を目指すための17のゴールと169のターゲット(具体的な目標)で構成された国際目標です。
ちなみに、「誰ひとり取り残さない」というのが目標をクリアする条件。そして、2030年に達成することを目指しています。
(詳細はこちら!)

このSDGsにまつわるプロジェクトとして行われているのが「SDGs100人カイギ」です。
毎回、SDGsにちなんだひとつのテーマに対して、2030年までに本気で世界を「変える」ことを目標に活動をしている4人が登壇。その話を起点に、クロスジャンルでゆるやかな人のつながりを生むことを目的にほぼ毎月開催しているイベントです。
ルールは、ゲスト登壇者が100人集まったら、解散すること。

SDGsの目標自体は大きいですが、私たちでも取り組める何かを見つけるため、女子部JAPAN編集部では、キックオフイベントからこの「SDGs100人カイギ」に参加しています。

今まで参加したSDGs100人カイギはこちら

そして2021年8月31日に、21回目のカイギが行われました。オンラインで行われたこの模様をご紹介します。

 

子どもたちの未来をつくるために取り組んでいることとは?

21回目のテーマは、「子どもたちの未来をつくる挑戦」。

実は世界的に見ると、10人にひとりの子どもが危険で有害な労働をしていて、4人にひとりは出生届が出されず法的に存在していないとされ、3億300万人が学校に通っていない……などの問題があります。

そんな子どもたちを救い、よりよい未来へつなげられるように活動しているこちらの4人の方々が登壇し、取り組んでいることなどを語ってくれました。

左上から時計回りに

NPO法人パルシック レバノン事務所代表
大野木雄樹さん

JICA-国際協力機構 国際協力専門員
尾﨑敬子さん

平塚市子ども家庭課/NPO法人未来経験プロジェクト 理事
堤園子さん

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシーオフィサー
川口真実さん

そして、各登壇者の話で、私が印象に残ったのはこちらです!

 

・シリア難民支援としての子どもの教育

シリア難民を支援するため、彼らが多く生活しているトルコやレバノンで活動しているのが、大野木さん。

今回、お話してくださったのは主にトルコでのこと。支援のなかでわかった現実は、子どもでも働けばお金がもらえるため、彼らが学校に通わずに労働を強いられていたり、家で兄弟の面倒を見なくてはならなかったりで、6割の子どもたちが学校へ通っていないことでした。

大野木さんが所属するパルシックは、もともと難民への食糧支援がメインでしたが、その現状を知り、教育支援も始めたのだそう。
実際にスタッフが村を訪れ、子どもたちにアラビア語を教えるほか、指織りでマフラーをつくるなどして、時間をかけて何かを完成させる達成感をもたせるなど、学びの場をつくりました。

この話を聞いて、支援があってようやく学ぶことができる子どもたちがいる、という現実を改めて突きつけられました。
この学びによって彼らが広い視野を得て、大きな夢を描くことができるようになってほしいと願わずにはいられません。

 

・子どもたちの健康支援のため、インドネシアでの母子手帳普及の取り組み

尾﨑さんが話してくれたのは、インドネシアでの母子手帳普及の取り組みです。

尾﨑さんが所属するJICAでは母子健康分野の支援として、母子の命を守り、継続的に健康サービスやケアを推進するのに、母子手帳が必要なのではと考えたそう。
そこで、発展途上国に向けて、各国の事情に合わせた母子手帳の開発を行いました。

インドネシアの母子手帳は、妊娠出産の基礎知識などがイラストを交えて掲載しているそう。

90年代から開発をはじめ、現在ようやく定着するように。
しかも、2009年の調査では、母子手帳を活用したサービスを提供している地域に住む母子のほうが、従来のサービスが提供されている地域の母子に比べ、妊娠期から子ども期にかけて母子健康のケアを継続的に受けている人の割合が高いそう。

日本では当たり前だと思っていた母子手帳ですが、これほどまで子どもの健康に役立つものなのだと感じました。

 

・地域で子どもの居場所をつくる取り組み

堤さんは、現在平塚市で家庭児童相談員をしています。

もともと自身の原体験から、虐待などで居場所がない子どもたちを支援するために現在の仕事を選んだそうですが、それでも保護された場所の集団生活のなかで虐待や暴力があったり、そういった子どもたちが家庭のモデルを見つけられるような経験が得られなかったり、信頼できる大人ができても離れなければいけなかったり……さまざまな問題点があります。
また、虐待自体、親の孤立が起こるという説も。

そういったことを解決するために、NPO法人をつくり、子ども食堂をはじめました。子どもの居場所にもなり、地域の人が彼らを見守る場にもなるよう、さまざまな団体を巻き込みながら、運営しているそう。
これだけでなく、子どもたちの学習支援や親の孤立を防ぐための子育て支援など、さまざまなことにも取り組んでいます。

こういった子どもたちや保護者が気軽に立ち寄れる場がどこの地域にもあれば、子どもたちの虐待などの問題も減るのだろうな…と思いました。

 

・国内外の「子どもの権利」を実現する取り組み

川口さんからはセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでの取り組みを話してくれました。

セーブ・ザ・チルドレン自体は、すべての子どもが生きる・育つ・守られる・参加するといった「子どもの権利」の実現を目指してさまざまなことを行っています。
たとえば、教育支援や子どもに対する暴力をなくすために政策提言をするなど、社会課題に影響を受ける子どもたちを守るための活動を行っています。

しかし、日本国内に目を向けると、そういった子どもたちを守るための活動に対して日本の若者が取り組んでいる割合は、他国に比べて非常に低い現状があります。
そこで、高校生・大学生といったユースを混じえて国際教育課題に関して議員との意見交換会を行ったり、紛争の影響を受けたパレスチナの子どもと対話したり、教職員や保護者など子どもと接する機会が多い人たちと子どもの問題について考えるイベントを行うなど、日本国内でもさまざまな活動をしているそうです。

セーブ・ザ・チルドレンのウェブサイトを見てみたら、国内外の子どもにまつわるさまざまな問題を取り上げていました。まずは、ウェブサイトを見て、どんなことが起こっているのか知るだけでも、子どもの未来を考える第一歩になるかもしれませんね。

 

ちなみに、SDGs100人カイギでは毎回、登壇者の発表をその場でイラストに描き起こし、発表した概要がわかりやすくまとめられたグラフィックレコーディングも行われています。今回のvol.21のイラストはこちらになります。

 

ただ生きているだけで救いになる!

今回、お話を聞いていて印象深かったのが、堤さんの「あなたが生きていることが必ず誰かを支えていると信じること。そして、孤立しないこと」です。

つい、具体的に手助けをすることが誰かの支援につながると思ってしまい、それができていないと、自分は役に立っているのか不安になることもありますよね。
ただ生きているだけ、それだけでいいというのは、自分自身の救いにもなるし、身近にいる子どもや、もしかしたら間接的にでも子どもたちの救いになっているかもしれないですよね。

また困っている側への提言として、「何かあったら相談しようではなく何もなくても話をしよう」ということもおっしゃっていました。意外と何もなくても話をするということを実行している人は少ない気がします。でも、ただ話をすることは、子どもだけでなく、大人にとっても救われるアクションですよね。
さっそく実行しようと思ったお話でした。

ちなみに次回の「SDGs100人カイギ」も編集部で参加予定。レポートもお楽しみに!

 

★私たちと一緒に「SDGs100人カイギ」に参加してみたい方は、こちらから応募してみてくださいね★

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