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「SDGs100人カイギ」でSDGsを自分ゴト化することについて考えてみました!

こんにちは。女子部JAPAN(・v・)のHicaryです。

「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を最近よく聞くようになりましたよね。

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。よりよい世界を目指すための17のゴールと169のターゲット(具体的な目標)で構成された国際目標です。
また、「誰ひとり取り残さない」ということが目標達成の条件。そして、2030年に達成することを目指しています。
(詳細はこちら!)

このSDGsにまつわるプロジェクトとして行われているのが「SDGs100人カイギ」です。
毎回、SDGsにちなんだひとつのテーマに対して、2030年までに本気で世界を「変える」ことを目標に活動をしている4人が登壇。その話を起点に、クロスジャンルでゆるやかな人のつながりを生むことを目的にほぼ毎月開催しているイベントです。
ルールは、ゲスト登壇者が100人集まったら、解散すること。

SDGsの目標自体は大きいですが、私たちでも取り組める何かを見つけるため、女子部JAPAN編集部では、キックオフイベントからこの「SDGs100人カイギ」に参加しています。

今まで参加したSDGs100人カイギはこちら

そして2021年9月29日に、22回目のカイギが行われました。オンラインで行われたこの模様をご紹介します。

 

SDGsを自分ゴト化するために企業が取り組んでいることとは?

22回目のテーマは、「SDGsを自分ゴト化する、CSRの挑戦」。

SDGsについて知っても、自分に関係があるものかどうか…と、SDGsと距離があったり、いざやろうと思っても、たとえば発展途上国の問題に自分ができることはあるのか…? と思ったりしまうことありますよね。また、自分がやる気でもまわりとの温度差があることも。

最近、SDGsの取り組みに力を入れる企業が増えてきました。とはいえ先ほどあげた通り、SDGsと社員に距離がある場合もあるようです。

どのようにして、SDGsを社員の人が自分ゴト化できるようにしたのか。CSR(※)に関わる部署にいるこちらの4人が登壇し、そのための取り組みを教えてくれました。
※企業の社会的責任。つまり、企業が組織活動を行うにあたって社会に影響を与えている責任を持ち、自主的に社会に貢献すること。

左上から時計回りに

日本電気株式会社 サステナビリティ推進本部 主任
石本 さや香さん

サンスターグループ 広報部 サステナビリティグループ長
草野 彰吾さん

東急不動産ホールディングス株式会社 グループ経営企画部 サステナビリティ推進室 室長
松本 恵さん

住友林業株式会社 サステナビリティ推進室 室
飯塚 優子さん

そして、各登壇者の話で、私が印象に残ったのはこちらです!

 

・ストーリー性やイラストなどを重視したWebラーニングで自分ゴト化

石本さんがいるNECは幅広い分野の会社にデジタル技術を販売しています。そして、SDGsにまつわる活動でいうと、SDGsを前提とせずとも社会貢献につながる事業に携わっていて、しかも、自社の課外活動としてではなく、自分たちの主力事業で行っていることも特徴のひとつ。

たとえば、気候変動に対応するサステナブルな農業。これはデジタル技術を使って、気候予測の見える化や仮想空間での育成シミュレーションをし、将来の収穫時期を推測。そして、収穫量を最大化し、水や肥料を最小化する農業の改善・改革をしたそう。

そういう事業をしているからなのか、社内で特にSDGsを浸透させる活動はしていないそうです。でも、環境意識を向上させるために自作のWebラーニングを社内で配信。

そもそもWebラーニングが多い社風だそうですが、より興味を持ってもらい自分ゴト化してもらうために、ストーリー性やイラストを入れたビジュアルを重視した教材を作成。

そのおかげで、通常だとWebラーニングのアンケートの集計は500件くらいのところ、4,000件を超える反響があったそう。

この話を聞いて、どれだけわかりやすく伝えるかが、SDGsへの関心を高めたり、自分ゴト化するのに重要だということがわかりました。

 

・会社の社会貢献を含めた長期ビジョンを定め、社員に浸透させるワークショップを実施

草野さんが話してくれたのがサンスターでの取り組み。

転職したばかりのころは、「常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する」という社是がありながら会社全体の方向性が見えにくい印象があったそう。このままでは売上につながらないのではと思い、そこで必要だと考えたのがその当時は低調だったCSRの活動。
社是に基づき自社の事業がどう社会に役立ち、そこから発展させることができるか。その長期ビジョンが必要であることを経営陣に向けて提案したそう。

そこから外部専門家を招いて、どう社会に貢献していくかを明示した長期ビジョンが完成しました。
それが、予防医学やウェルネスの観点からお口の健康を起点とした全身の健康増進に寄与する製品・サービスを届けるといった社会的価値を創造すること。もうひとつは、社会からの信頼を獲得すること。そのために、環境・パートナーシップ・人財・経営基盤へ積極的に対応し、SDGsの「3すべての人に健康と福祉を」、「11住み続けられるまちづくりを」、「12つくる責任つかう責任」を重点テーマに、社会課題解決へ向けて貢献していくと決め、社内外に発表しました。

会社として大きな目標が定まったところで、今度取り組んだのは社員への浸透。具体的には、全国の事業所や工場などをまわりワークショップを開催。

会社の長期ビジョンをふまえたサステナビリティが理解できる冊子を作成。それを活用し、単なる座学で終わらないように参加者の発表なども混じえて行ったそうです。

約1年半かけて58回も開催していると聞き、新しい考えを浸透させるには、地道に活動していくのが遠いようで一番近道なのかもしれないと思いました。

 

・経営層とはディスカッション、従業員には社内報などでサスティナビリティを浸透させる取り組み

松本さんは東急不動産ホールディングスにおける、経営層と従業員向けにサステナビリティを浸透させる取り組みについて教えてくれました。

経営層については、社会課題から会社の事業として何ができるのかというのを役員ディスカッションなどで検討することで浸透を図っているそう。

また、そこで決まったことを社長メッセージなどで社内外へ伝える取り組みをしています。

従業員向けには、社内報やグループ報、部署やグループ単位での勉強会や社外講師によるセミナー、e-Learningなどを活用して浸透を図っています。

社内報では、オリジナルのかわいいキャラクターを用いたマンガを作成。SDGsなどをわかりやすく解説し、自分ゴト化しやすいような工夫をしています。

こういった、従業員向けの取り組みはデータベースとしてストックしているので、いつでも見られるようにしているのも特徴のようです。

石本さんのお話でも感じましたが、自分ゴト化にはマンガなどわかりやすさが重要だと感じました。

 

・社内だけでなく、住宅のオーナーなど社外に向けての取り組みも

住友林業の飯塚さんいわく、木や森を扱う事業のため、環境に興味があって入社する人も多く、社内でSDGsやサステナビリティといった取り組みをするのに疑問を持つ人が少ないそう。とはいえ、それを自分ゴト化して、事業化するには工夫が必要なんだとか。

それで、行っているのは社内報やワークショップ、社内でのSDGs意識調査。また、SDGsへの意識を社内で高めるために、社員向けにひのきでできたSDGsバッジを作成。これを購入してもらう交渉でさまざまな部署に声をかけたので、これがきっかけで社内浸透につながった可能性もあるかもとのこと。

ほかに社外向けにも活動しています。たとえば、木材業界冊子や社外向けリーフレットなど。また、住宅のオーナーさんへの啓発活動も行っています。

林業自体、SDGsへ取り組みやすい気がしましたが、やはり自分ゴト化するにはほかの企業同様、そう簡単にはいかないのだなという印象でした。
でも、住宅のオーナーなど社内だけでなく、会社に関わる社外の個人にも啓発活動をしているのが興味深かったです。

 

ちなみに、SDGs100人カイギでは毎回、登壇者の発表をその場でイラストに描き起こし、発表した概要がわかりやすくまとめられたグラフィックレコーディングも行われています。今回のvol.22のイラストはこちらになります。

 

自分ゴト化は難しいけど、みんなで取り組むようになれば目標達成も近い!?

ようやくSDGsという言葉は、一般にも広まりはじめたところではないかと思います。

今回のお話を聞いていて、SDGsがどういうものかなんとなくわかっても、その目標達成のために自分に何ができるのか、そこまで個人が考えられるようになるまでにはなかなか時間が必要な気がしました。

ただ今回登壇された方々のように、率先して、社内浸透などに取り組む人がいると、自分ゴト化しやすいのかもしれないとも感じました。
そして、このように大きな企業が積極的にSDGsへ取り組み、その活動がより多くの人に伝われば、「自分もやらないと!」と思う人が増えるかもしれないですよね。
そうすれば、2030年の目標達成も現実味が帯びてくるかも…!?

ちなみに次回の「SDGs100人カイギ」も編集部で参加予定。レポートもお楽しみに!

 

★私たちと一緒に「SDGs100人カイギ」に参加してみたい方は、こちらから応募してみてくださいね★

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