[2015.09.26]イカについて学んで、作って、みんなで食す! イカすクッキングイベントを開催しました

こんにちは。女子部JAPAN(・v・)のアリです。
先日、全国いか釣り漁業協会さん&東京水産振興会さんとのコラボイベント「イカすクッキングイベント」を開催しました!
ところでみなさんは、イカをさばいたことはありますか? イカをじっくり観察したことってありますか?
私はイカ刺しが好きなのですが、お刺身で売っているものを買ってきて家で食べるか、お寿司屋さんで食べるぐらい。イカをさばいたことは、一度か二度あるぐらいでした。しかも、その時は自己流で塩辛を作りましたが、美味しかった記憶も残っておりません(笑)
イカって身近な食材ながらも、実際にさばいたりする機会ってもしかしたら少ないのかも? それに、誰かに教えてもらわないと、どんな風にさばいていいか分かりませんよね。
というわけで、この日は私のように、イカに関しては初心者な部員さん30名が集結!
イカって、いったいどうやって獲れるの?
イカを料理するためには、まずはイカについて知っておくべし!! というわけで、全国イカ釣り漁業協会さんが映像を見せてくれながら、イカがどのように捕獲されているかを説明してくれました。
普段はあまり見ることができない、船の上での作業に女子のみなさんも興味津々。黙々とイカに向き合う漁師さんたちが印象的でした。「ザ・男」って感じ!
映像のイカ釣り漁船では、水揚げをしたら船の上で即座に冷凍されるのだそう。素早く冷凍することで、より新鮮で美味しいイカが私たちの手元に届くのです。
ウエカツさんによるクッキング講座がスタート!
続いて、元漁師で元水産庁職員の上田勝彦さん、通称ウエカツさんによるクッキング講座!
まずは、ホワイトボードにイカの絵を描き、イカについての基礎知識を教えてくれました。「ここはイカの胴で、ここが頭……」といった具合に、イカの体の基本的な仕組みについて分かりやすく教えてくれましたよ。なんと、イカには脳まであるとか! 知らなかった〜。
見よ!この新鮮そうなイカたち!! 今日はこちらを調理していきます。
まずは、基本の「イカ刺し」から。
ちょっと驚いたのが、イカや魚類には必ず雑菌が付いているということ。スーパーなどに並んでいるイカや魚にも雑菌は付いているんですって。この雑菌を落とすには、流水で三秒が鉄則とか! そして、表面をゴシゴシするには「かねたわし」がいいそう。三秒間、ゴシゴシっとです! イカがつるつるになればOKです。
そして大切なのは、水気をしっかり拭き取ること。ここで、ウエカツさんが愛用しているのが、カー用品の拭き上げタオル。こで、かなり万能なようです。水分をしっかり取れば、不思議と魚臭さが全くなくなるそう! これはイカに限らずなんですって。ほほ〜、勉強になります!
みなさん、真剣な眼差し! 写真を撮ったり、メモを取ったり、しっかりウエカツさんの話に耳を傾けていますね。
そして、さばき方もしっかり教えてもらいました。今まで、自分のやり方が完全なる自己流だということを思い知らされます。最初にイカの胴体部分に包丁を入れるのですが、包丁の刃先を上向きに入れて、すっと奥に入れて切り開くそう。
イカのお刺身は、できるだけ細く切った方が美味しいそうですよ〜! ウエカツさんのおすすめは、酢醤油だそう。今度試してみようっと。
さらに、イカの保存の仕方などを教わりました。冷凍保存するには、イカをさばいてからしっかり水分を取り、キッチンンペーパーで包んでジップロックに。さらに、ストローなどで真空状態にすると、上手に保存ができるそうです。
その後は、「イカの煮合え」や「イカの青菜炒め」、そして「イカと野菜のスープ」の実演。ウエカツ流の料理方法は、枠にとらわれないこと。たとえば、調味料もきっちり量って入れるよりも、味を見ながら調整していくのがいいのだとか。レシピにとらわれず、自分の目と舌で味見をしながら調理していくということが大切なのですね。
その見た目から想像できるように、料理も発言も超ワイルドなウエカツさん。料理はレシピ通りにするのではなく、基本やコツさえ押さえていれば、あとは自己流で料理をしてもいいってこと。そうすると、自分でこんな食材や調味料を使ってみようなど、自由な発想が生まれるとか。この発想が料理をする上で大切だし、上達するコツなのですね。今回は、それをウエカツさんから学んだ気がします。
私たちもイカをさばいてみました!
ウエカツさんの実演の後は、女子のみなさんが実際にイカをさばいてみました!
最初は「触るのが怖い〜」なんて言っていた部員さんも、徐々に慣れてしっかり触れるように。
初対面だった女子同士も、一緒にお料理を作ることで徐々に距離も縮まり、最後はチームワークを発揮していました!
刺身を作り、具材を切ったり、茹でたり炒めたり……。それぞれをみんなで分担して調理。なんだか学生時代の調理実習を思い出します〜。
そして、私たちの班が作ったのがこちら!美味しそうにできました!
お待ちかねの試食会&懇親会がスタート!
そして、みんなのお料理が完成したら、隣りの会場で懇親会のスタート!
腹ぺこの私たちには、うれしいブッフェスタイル。自分たちで作った料理のほかに、レストランからもイカづくしなお料理が振る舞われました!
お酒も入ってか、最初は初対面だった部員さんたちも、この頃にはすっかり打ち解けて、各テーブルで盛り上がっていましたよ〜。そして、イカがとにかく美味しい! イカ料理ってこんなにバリエーションがあって、こんなに美味しかったっけ〜と、目からウロコな一日でした。
最後にイカポーズで集合撮影! とーっても楽しいイベントでした。
ウエカツさんからの最後の言葉は、「家でちゃんと作れよ!」です。みなさん、家で実践してみましょうね!
内田あり/フリーランスの編集ライター。スマホ関連のポータルサイトやムック、フリーペーパーなどの媒体で執筆中。毎日の夕食づくりに頭を悩ませる毎日。今回のクッキングイベントでは、イカだけでなく、調理の基礎の部分からも教えてもらって大満足です!小学校5年生と2年生の姉妹のママ。