【エイジングすっぴん調査】アラサー・アラフォー女子が、歳を重ねてついつい見栄を張ってしまうことって?
女子部員たちのココロをハダカにして無意識な気持ちを探る「すっぴん調査」。今回のテーマは、歳をとってから見栄を張るようになったことについて。年齢が上になると、仕事上の立場も上になったり、魅力的な女性に見られたいと思ったり、つい周りに見栄をはってしまうもの。さて、妙齢の女子たちは、どんなことで見栄をはりがちなんでしょう?
2017年、2018年の調査に続き、2022年3月にも同じテーマで聞いてみました。
(テキスト:女子部JAPAN(・v・) たけだ)
※2018年2月23日に掲載した記事に加筆・再編集し、掲載しています。
<すっぴん調査:2017年の調査結果>
(女子部JAPAN(・v・)すっぴん調査より/回答者51人/調査期間2017年12月24日〜1月20日)
<「みんなの声」アンケート:2018年結果>
(NTTドコモ「みんなの声」アンケートより<茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の30代、40代女性の回答のみ>/回答者45人/調査期間2018年1月17日〜19日)
<ホンネ調査:2022年の調査結果>
(2022年3月 女子部JAPAN(・v・)メルマガ調査より/回答者58人)
同じテーマで3回調査をしたところ、結果には少しバラツキがありましたが「知ったかぶりをするなど、かしこい感じ」「年齢を偽ったり、美容やファッションを丁寧にしている感じ」が多い結果に。
ただし、2022の調査では、「歳を重ねて、逆に見栄をはらなくなった」という選択肢を入れたところ、約半数がそうだと回答しました。
それぞれの意見を詳しく見ていきましょう〜!
政治の話や「エビデンス」とかのカタカナの言葉が分からなくても、分かってるフリをしちゃいますね。覚えていたら後で検索して調べたりして。ちょっと前にやっちゃったのは「ギルトフリー」という言葉。なんとなーくやんわりしか分かっていないのに、とっても知っているような感じで会話してしまいました! もちろん帰ってから検索しましたけど。(にゃか/30代/独身)<2017年調査>
カタカナ言葉は、話の流れでなんとなく分わかることもあるし、あえて話を中断して聞き返すのも……というオトナの配慮もあるのかも。ちなみに、にゃかさんが調べた「ギルトフリー」とは、食べても罪悪感のないスイーツやスナックなどのこと。実は私もいま、こっそり検索しました……!
おじさんに政治の話をされたときに、有名な人ならいいけどその秘書の話となるとさりげなくその話題から遠のけたりする。(あやぺ/30代/独身)<2017年調査>
有名な政治家の話ですら、「あ〜、あ〜」と知ったかぶった相づちしてその場をしのぐこともある私としては、秘書の話となると完全にお手上げです。でも、そこで黙ってしまうのではなく、さりげなくその話題をかわすテクが身についているといい!
年齢もたまに(?)偽りますが、相手が明らかに若いと「姉さんぶる」のが自分でもイタイと感じます。(みすず/50代/既婚)<2017年調査>
年齢は関係ないと思いつつも、年下相手だとなぜか「私がしっかりしないと」スイッチが入ってしまうこと、あります。もしかして、母性……!?
相手の言っている事に知らない事柄があっても、知ってるかのように流しがち(ととも/40代/既婚)<2022年調査>
歳をとったから知ったかぶりというわけではないけれども、ダメな自分を見せられなくはなってきてるのかも。でもなるべくそういうところを見せる方が、部下もやりやすいだろうなとは思ってる。わたし、もともと怒られキャラなので・・・w(なーこ/40代/既婚)<2022年調査>
仕事上の立場があがり、弱みを見せにくくなっているという声も!ダメな自分を見せたい気持ちと、デキる上司でありたい気持ちの間で、揺れる〜思い〜。
デパートのコスメカウンターにて肌年齢を診断してもらったとき、実年齢と同じくらいだったけれど美容部員さんに「お若いですね〜」と言われて実年齢を言うのを止めました。笑(ゆら/40代/既婚)<2022年調査>
使う基礎化粧品も、若い頃と変えてますな感じをにじませている。(ひとみん/30代/既婚)<2017年調査>
スキンケア用品はプチプラで揃えているのに、人前で使うハンドクリームやネイルオイルは、美容ブランドのものにしてしまいます。(しろ/30代/独身)<2022年調査>
この前美肌セミナーに行って、そこからパックしたり保湿を必死にするようになった。(かおり/30代/独身)<2017年調査>
ネットのアンケートなどは5歳ほ年を誤魔化している。(ベリー/40代/独身)<2022年調査>
実際はないんだけど、なんか詳しいジャンルがある風をにおわせてる。(ひなた/40代/独身)<2017年調査>
いくつになってもキレイでいたいし、歳を重ねたからこそ知性や魅力がにじみでる女性になりたい。見栄からはじまって、自分をいい方向に変えるきっかけになることもあるなら、それもアリ!だと思います。ちなみに調査会で奇跡のアラフィフ、石田ゆり子様の話になったとき、「ナチュラルに見えるけど、そうとうしっかりケアしているはず!」との意見が飛び交いました。
30代前半は、若い子に負けたくない気持ちがあって、「1週間の間で同じ服を着ない」「周りがカジュアルでも自分はビジネス服を着る」などなどポリシーがあったのですが、職場も変わって、スキルが高い人たちが洋服にこだわっていないところをみて、「中身が大事!」と気づき、ポリシーはあっさり捨てました。(ゆうこ/30代/独身)<2017年調査>
年々自然体になってきている。若い頃は、モテたエピソードなどをちょいちょい小出しにしていた。(ゆりあ/40代/既婚)<2022年調査>
見栄を張らないというのが、私の見栄なのかも。。(くまんちゅ/30代/独身)<2022年調査>
歳を重ねて、逆に見栄をはらなくなったという声も。「若いころの方が知ったかぶりしてたけど、今あんまりしなくなりました。健康的になったのかも」という意見もありました。同期や周りと比較されることも多い若い頃は見栄を張っていたけど、歳を重ねて自分にとって力を入れるべきところとそうでないことが分かると、ちょっとラクになりますよね。最後のくまんちゅさんの「見栄を張らないというのが、見栄かも」という意見も、味わい深いですね。
自分が見栄を張っていると思うことを書きだしてみると、普段は意識していない「自分はこんな風な女性になりたいのかも」という気持ちが見えてくるのかも。前向きにとらえれば、新しい何かにチャレンジするきっかけになりそうです。逆に、その見栄の理由を考えてどうでもいいことだったら、スパッと捨てれば毎日もっとラクに過ごせそうですね。