Catevory
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

【ライムスター宇多丸のお悩み相談室】本日は休載ですが、「処女だから!? 婚活・恋活パーティーなどにトータル20回ほど参加していますが、未だに恋人はできません」の事後報告あり!

こばなみ:こんにちは。今週は準備が間に合わずで……、すみません!休載とさせていただきます。
代わりにといってはナンですが、第216回「処女だから!? 婚活・恋活パーティーなどにトータル20回ほど参加していますが、未だに恋人はできません」のぼたさんから事後報告がきましたのでご報告します!

 

【ぼたさんのお悩みを振り返り】
24歳処女で、生まれてから今まで誰とも付き合ったことがありません。このままだと一生処女だなと思い、約2年前から合コンや街コン、婚活・恋活パーティーなどにトータル20回ほど参加し、出会いバーなどにも足を運んでいるのですが、未だに恋人はできません。良いと思った人には振られるか音信不通か一度食事に行きそれっきり。言い方は悪いのですがどうでもいい人からは好意を寄せられ、失礼にも程があるのですが、(私は所詮この程度なんだな……)と絶望することを繰り返しています。

活動を始める前は、「自分はブスだしデブだし頭も悪い。取り柄がない。誰かに好いてもらえるなら奇跡。恋人というものができれば、誰だっていい」という考えでいたのですが、いざ好意を寄せられると誰でもよくないということに遅ればせながら気づきました。「全然話し合わないし無理……もうちょっとかっこいい人がいい……」と高い理想が頭をもたげ、それらはお断りするか、思いあがりかもしれませんが、次に会ったら告白されるぞという雰囲気の際はこちらから連絡を断ったりと、人の気持ちを踏みにじるようなこともしました。行動しないとなにも始まらないと今まで動いてきましたが、動き方を間違えているというか、かえって理想ばかりが跳ね上がってしまっている状況です。出会いばかり増やしても自分がこんな姿勢では誰とも良い関係築くことができないと、活動を一旦停止していました。

ここ最近は平静を失っており、とりあえず処女を適当に捨てる目的で、いくつかの恋活・婚活のアプリに登録しました。男性側もそういう目的の方が多いようで、予定すり合わせが進む中「経験ないんですがそれでもいいですか」と申告すると、重いと思われたのか、ピタリと返信が止まりました。あー、私はスタートラインにさえ立ってないのか、と落ち込みました。適当に嘘ついて騙して実践に持ち込めばよかった、なんても考えてしまいました。

そして先日、ハッと我に帰る出来事がありました。アプリで知り合った3つ年下の男の子とご飯に行き、そのあともやりとりを続けていました。彼が「次はぼたの家で会っちゃう?」と言ってきたので、そういう目で見られているのかな、会って2回目か。まあ早いけどこっちもそれが目的だし利害が一致しているならいいか。と内心思いながら「実家暮らしなので家はちょっと、もう少ししたら一人暮らしする予定なのでそうしたら来て」と返信しました。すると、「じゃあ俺の家くる?」(彼は一人暮らし)という内容のメッセージが来たので、これはそういう対象に見られていると判断していいのかな、と憶測を深めつつ、「どの辺りに住んでるの?」と聞くと、「来るなら教える」と言われ、これは完全にそういう解釈でいいかな、あとは私がこの白々しい茶番に乗っかるだけか、と「じゃー遊びにいくから教えて」と返したらしばらく既読がつかず、何時間か経ってから「来てなにするんだよ(笑)」という返信が来ました。考えすぎかもしれませんが、性欲を茶化すようなその返信に傷ついてしまい、ショックで即ブロックしてしまいました。少し落ち着いた今であれば、欲望丸出しの自分を棚に上げ、「お前を殴りに行くんだよ」くらい思う余裕があるのですが、カマしておいて、それにこちらが乗ったら手を離すんだ……(あるいは最初から必死な年上のブスをからかう目的もあったのかもしれませんが)腹が立つのと同時に、性欲に突き動かされている自分のがっつきが、とても気持ち悪かったんだろうなとも思います。飢えてるからといって、通り魔的に欲を向けすぎていたな……と反省しました。

3歳年下の男の子に呆れられ、おちょくられ、バカにされ、「私って、本当になにしてんだろう……」と落ち込みました。恋人は無理そうだからセフレを作るか、という計画でしたが、それも達成できそうにありません。あらゆることがうまくいかないです。一生誰とも関係を深められないまま死ぬんだろうな……と近頃しみじみ思います。みんなとっくにそんなことはクリアして、その先に存在する悩みを抱えているのを見ると、人と比べることではないと頭では分かりつつ、その扉の前で右往左往してるだけの自分の情けなさに消えたくなります。何かうまくいかないことがあると、「処女だからかな」と思ってしまう。セックスしたくらいでなにか変わることはないと思うんですが、それをしてから「変わらないわー」と言いたい。もう傷つきたくないなあ、でも自分から行動しないと本当になにも起こらないしなあ、という気持ちが交差しています。入り口付近でモタモタしてる自分が本当に嫌いです。「処女なんて恥ずかしい。早く捨てたい」その気持ちに捉われすぎではないか、他のことでのめり込めることを見つけた方が運も回ってくるのかな、と思ったりもします。成人して幾年も経つ年齢になって、「あ~セックスしてみたいな~~」と常に考えてる自分が本当に気持ち悪いです。求めてる癖に、どんどん男の人に対する憎しみが深くなっていきます。本当になにしてるんでしょうね……。性欲の部分を取り除けたらもっと人生楽なのになと思う日々です。

長々と文章を書き連ね申し訳ありません。宇多丸さん、こばなみさん、私はこれからどうすればいいでしょうか……?

 

>>宇多丸さんとこばなみの談義はこちら

 

 

こばなみ:そして気になる事後報告が以下でございます!

 

 

 

【事後報告】
「婚活・恋活パーティーなどにトータル20回ほど参加していますが、未だに恋人はできません」と相談を寄せた者です。的確かつ温かいご意見をありがとうございました。あれからですが、処女云々にとらわれすぎず、まず自分の人生自体を見つめ直そうと思い、うまくいっていなかった仕事をやめました。そして勉強し、別の業界に転職し地元を離れました。今までずっと地元にいて、一人暮らしもしたことがなかったので、過保護ぎみな両親や兄弟からは心配・反対されましたが、このままここにいてはダメだと環境と自分を変えたい一心で家を出ました。

威勢良く出たものの、誰も友達や知り合いが東京にいなかったのと、仕事が合わなすぎてすぐ辞めたらどうしよう、というビビりもあり、入居退去が簡単で家賃もお手頃なシェアハウスに入りました。国籍・年齢・職種がバラバラな同居人と生活をともに日々を送っています。生まれも育ちも違う同居人と毎日関わる中で、煮詰まり凝り固まった自分の考えや気持ちが緩和されていきました。それから、私は家族以外の他人と暮らしたことが無かったので、家族以外の人とコミュニーケーションを取りながら、まあまあ円滑に暮らすことができる自分にホッとした部分もありました。そして人口の多さからか、地元では、繁華街を歩いていても「自分って透明人間かな?」と若干本気で思うほど、全然声を掛けられることはなかったのですが、東京では通りを歩けば誰かに声をかけられることが増え、やれそうだなと思われているだけなのは分かるのですが、所変わればだな……と、都会の選択肢の多さと、単純に人口が多いので蓼食う虫も好き好きの割合が上がるというところも私にとっては発見と救いでありました。転職活動もあいまって、自分を磨くことの重要さと同時に、自分の需要がある場所を見極めて、最も高く評価してくれる場所を見分けることも大事なんだな、と感じました。

そして処女ですが、ナンパしてきた人として、あっけなく終えました。それからは狂い咲き的にリミッターが外れたように試合感覚で遊び呆けてしまったのですが(根が小心者なので性病検査などは欠かさず受けつつ)、最近落ち着いて、同居人の友達つながりで紹介してもらった人と友達関係を経て、交際を始めています。恋人関係というと、特別なことをするとか、今まで自分がしてきた人間関係とは別物という認識があったのですが、あくまで対人間のコミュニケーションで、魔法のようなことは起こらず、恋人といっても、人間関係の中の一つの種類にすぎないと今更ながら気がつきました。そして、「今まで自分には恋愛のチャンスが無かっただけ」という驕りも正直あったのですが、こちらに出てきて、それは少しはあるかもしれないけれど、自分の性格のせいなども原因の大部分を占めていたな、と反省するに至りました。自分のことしか考えておらず、視野も狭く、他人を受け入れる余裕が全くありませんでした。恋愛を特別なものと捉えていましたが、基本は他人への思いやりで、友達関係などと変わらないということにもようやく気づきました。また、自分は穏やかで内気な方だと思っていたのですが、付き合いをする中で短気な部分だったり、意外と積極的にいけるところだったり、自分でも気づかなかった自分が現れて、それにも驚いています。直すところは直して、いい部分は残して、他人と関係を築くと同時に、自分にも向き合えることが、一年前に比べたら少しはできているかな、と思います。

新しい仕事も最近やっと慣れてきまして、今後の目標もできました。それに向かって努力するとともに、自分の足りない面などに目をそらさず、自暴自棄・卑屈にならず、自分の人生の手綱をちゃんと自分で握って、やりたいことをやって、残されている時間を有意義に、そして自分を支えてくれる人をたちを大事にして生きていきたいと思っています(重いですね……笑)。大きなことを書きながら、まだまだ全然できていないのですが……。

相談に乗っていただき、本当にありがとうございました。毎週お二人のお悩み相談を楽しく(というと語弊がありますが)読んでおります。自分と全く異なる方の相談もあれば、「これメール送ったの私かな?」というような共感100%の相談もあり、そしてお二人がどんな質問にも相談者さんに寄り添いながら、真摯に答えているところがとても好きです。今後も読み続けます。長々とすみません。お二人のご活躍を心からお祈りしています。

 

こばなみ:よかったー!!! 住むとこ変えて、恋人できて、1年でがらりと変わったじゃないですか! 「自暴自棄・卑屈にならず、自分の人生の手綱をちゃんと自分で握って」ってところなんて、ちょっと目がうるっとしちゃって。ホントそうですよね。

また、私たちでお役に立てそうなことがありましたら、ご連絡くださいませ。マジでよかったよ〜!!!

来週は新記事更新を予定。お楽しみに〜&よい週末を〜!

 

 

 

ライムスター・宇多丸/日本を代表するヒップホップグループ「RHYMESTER(ライムスター)」のラッパー。4月からは大型カルチャーキュレーション系番組、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」(毎週月曜日から金曜日18:00-21:00の生放送)が始まり、ラジオパーソナリティとしてもブレイク中。ほかTOKYO MX「バラいろダンディ」(毎週金曜日21:00~21:55)、AbemaTV「ライムスター宇多丸の水曜The NIGHT」(毎週水曜日25:00~27:00)、TBSラジオ・プレイステーション presents 「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」(毎週木曜21:00〜21:30)など、さまざまなメディアで切れたトークとマルチな知識で活躍中。http://www.rhymester.jp/

 

※ニューアルバム『ダンサブル』発売中! 最新シングル『After 6』配信中!!

※「ライムスター宇多丸の『ラップ史』入門」がNHK出版から発売中!

 

女子部JAPAN(・v・)・こばなみ/2010年、iPhoneの使い方がわからなかった自身と世の中の女子に向けた簡単解説本「はじめまして。iPhone」を発行。それを機に「iPhone女子部」を結成。現在は部活型コミュニティ&メディア「女子部JAPAN(・v・)」として、スマホに限らず、⼥子が知りたいけど難しくて挑戦できないコトやモノを、みんなで一緒に体感するイベントやコンテンツを企画・実施。しがらみもマウンティングもない雰囲気が女子部の特長で、20〜70代の女子が参加しています! 新入部員も募集中(年齢不問、部費無料)。入部はこちら

お悩み相談バナー
share
page top