こばなみ部長&ともいがボードゲームを初体験してきました in 高円寺 す箱

こんにちは!女子部JAPAN(・v・)編集部員のともいです。
今年の夏のご予定はみなさん決められましたか?
思いっきり日差しを浴びて海ではしゃぐのも、避暑地へまったり旅行に出かけるのも、いっそどこにも出かけずに家の中でクーラーに当たりながらアイスを食べるのもいいですよね。
でもせっかくなら今年の夏は<室内で脳ミソをフル回転させながらガチボードゲームバトル>なんて経験もいいですよね。
先日こばなみ部長と共に高円寺のボードゲームショップ「すごろくや」さんにお邪魔し、女子部JAPAN(・v・)の部員さんたちにボードゲームの魅力を伝えるべく、すごろくやさんが運営している「ボードゲームスペースす箱」にて体験してきました!
↑「ボードゲームスペース す箱」の写真。椅子になっているボックスにはペットボトルホルダーがついているので、ゲーム中に興奮して飲み物をこぼしてしまう心配ナシ!安心してゲームにのめり込むことができます!
そしてこちらがオーナー・丸田さんが選んでくださった「女子部JAPAN(・v・)で盛り上がること間違いナシ!」のボードゲーム!
将棋・オセロ・ドンジャラで育った私には馴染みのあるものが一つもなく、一つ一つ手に取りながら「どんなゲームなんだろう?!」と興奮してしまいました!
ここからは6種類のボードゲームの体験記&紹介をしていきたいと思います!
① ドデリド (ドイツ)
こちらは一瞬の判断の積み重ねにより、イチ抜けできるか手札が全く消えず上がれないか、ゲームの結末が全く予想できないドキドキしてしまうカードゲームです。
ロゴや配色が目を引き、パッケージを見ただけではどんなゲームなのか全く予想がつきません。
あけてみるとこんな感じ!
カードと日本語訳の説明書などがセットになっております。
<ルール>
シマウマ、ペンギン、ラクダ、カメ、フラミンゴという5種類の動物が、ミドリやキイロなど5色でカードに描かれています。
プレイヤーにカードを配り、1人ずつ順番に1枚ずつ手元の山札からカードを出していきます。
(このときカードを出す場所は3つあるのですが、プレイヤーごとに出していい場所が決まっています。)
そして、カードを出した時に、いま出ているカードの状況(多勢:多くを占めているモノ)を宣言します。
ゲームの序盤。仮に1番の人がシマウマを出したとします。その場にはまだシマウマしかいないので「なし」。
2番の人が出したのがペンギンだったら、今あるのはシマウマとペンギンなので、1:1で多勢はないので「なし」。
しかし!!
この時にもしどちらも色が同じだった場合は、色が多勢になるので、その色を言わなければなりません!
例えばこの状況は…
シマウマが2枚、キイロが2枚で、動物も色もそれぞれ多勢ですね。
この場合は「ドデリド!!!」と叫びます。
(色も動物もそれぞれ2枚ずつ多勢、もしくは色も動物も3枚揃ったときにも叫びます!)
これを繰り返していき、手持ちのカードが早くゼロになった人が勝ちとなります!
動物の名前などを言う前に「あ!」などの声を出したり、カードを出す場所や順番を間違えたりしても「お手つき!」状態になり、出ているカードを全て引き取ります…。
さきほど5種類の動物、と言いましたが、実は+1種類います。それがこちら。
ワニです。
このカードが出たら、プレイヤーたちはすぐにワニのカードの上に手を重ねてください!
一番遅くなった人のところに、出ているカードをすべて引き取ってもらいます。
…と、頭ではルールを理解したつもりでも、実際にやってみると難しい!!
一瞬で多勢を占めているのが色なのか動物なのか判断するのに頭をフル回転させるので、楽しいけどとっても疲れます!!(笑)
これにさらにカメのカードが出ると、多勢を宣言する前に「OH!」をつけなければならず、カメが出た枚数だけ「OH!」を言うことになるので、さらにややこしさが増します(笑)
そんな感じでどんどん頭がややこしくなってきた結果、お手つきをし続け、手元のカードが一向に減らないときの敗北感といったらそりゃあもう…
でも絶対にイチ抜けしたくもなってくるので、ドデリドはかなり燃える展開になるゲームなのだと感じました。
しょっぱなから興味を引きつけて離さないボードゲームのチョイス。さすがオーナー・丸田さんです…!!
② デジャブ (ドイツ)
こちらは名前の通りデジャブが起きそうだけど起きないように、しっかりとタイルの絵柄を記憶して、最後の答え合わせで勝敗がわかるゲームです!
このゲームでは食べ物や小物などの絵柄が複数描かれた36枚のカードと、その絵柄の形になった36枚のタイルを使います。
まずカードから3枚を抜き、何が描かれているかは見ないまま避けておきます。
そして33枚になったカードはよ〜く混ぜて山札に。36枚のタイルはトランプの神経衰弱のように一面に広げます。これでセット完了!
山札から一枚カードを引き、タイルたちの真ん中(ハンカチ落としで言う”便所”)に置きます。
この時「あ!同じ絵柄があった!」と思っても、まずは一回待ってください。
引いたカードの絵柄をよく覚えておき、「この絵柄、出てくるの2回目だ!!」と思ったらその絵柄のタイルを取ってください。
ゲームを進めている途中で「あれ、あの絵柄さっきも出てたから2回目だな?」と思った場合は、いま引いたカードになくても取ってOKです!
こばなみ部長が山札からめくって置いた瞬間に、すかさず丸田さんが2回目のカードを取りに。
それにつられて思わず丸田さんの手を叩いてしまう部長。この場面はこの後も数回起き、まさしくデジャブでございました。
そして最後に答え合わせ!
この日は1ラウンドだけでしたが、本来は3ラウンド行い、間違えずに最もタイルを取ったプレイヤーが勝ちです!
これは最後の答え合わせで、2回出ていないにもかかわらず丸田さんがうっかりベルを取ってしまっていたのが発覚し、「あー!!!」と指摘するこばなみ部長の写真。
この場合は間違って取ってしまっているので、得点ナシ。
まだ1回しか出ていない絵柄を取ってしまった場合も得点ナシ&その場で退場。ただ見守るだけです。
ちなみにわたしは序盤で時計が2回出たと思いきや、よ〜く見たところ方位磁針と見間違えており、即退場いたしました。
「楽しそうだなぁ…くやしい…!!(泣)」と思いながら、2人の白熱していく様子を寂しく見守りました。
遊んでいて楽しいはずなのにこんな思いするのは小学生以来だ…!!
③ スパゲッティ (ポーランド)
こちらはスパゲティ(ひも)をそーっと抜き出す体験型のゲームです。頭の回転に加え、手先の器用さも勝利を左右します。
こばなみ部長が箱を見た瞬間に「これやりたい!!!」と叫んだポーランドのボードゲームです。
表紙のイラストもとても可愛いく、開けてみると…
テーブルセット風に!
ゲーム中には使わない箱の部分にまでこだわりが見られます。
こちらは砂時計の砂が落ちるまでの20秒の間に、お皿の上のスパゲッティ(ヒモ)を引き抜くゲームとなっています。
得点は以下のようになっており、得点が高い具材はその分ヒモも長くなっています。
1点…麺(黄)、ミートボール
2点…トマト(赤)
3点…ほうれん草(緑)
4点…イカスミ(黒)
右下にある丸いカードはボーナス!
カードに描かれているのと同じ組み合わせで具材を取れたらボーナスが加点されます。
具材の中でもミートボール(茶色のつるんとしたボール)は普通には取ることができませんが、お皿の上で麺に触れていない状態なら取ることができます!
この場合はお皿から出ちゃってるので、取ることができません。そして持ち時間が残っていてもアウトとなります。
最初にお皿の上に具材を乗せる時の混ぜ具合によって、難易度にもかなり変化が現れそうです…!
続いてのゲームはこちら!
④ハムスター秘密基地(ドイツ)
こちらのゲームは、さっきまでのゲームとは違い、参加者が共同で1つのミッションに挑戦するもの。計画性とチームプレーが求められます!
まずこの絵本のようなボードのイラストの可愛さに目を奪われていたのですが、ゲームで使用するハムスターのコマ(左)と、ハリネズミ(右)と、落ち葉まで木製で出来ていてとっても可愛いのです!!
それぞれの収穫物を保存する部屋に、ボード右上の木の葉が落ちる14週までの間に、全ての収穫物をかき集めます。ただし、移動方法はサイコロの出た目の数だけ移動できるという。(詳しいルールは「すごろくや」さんのこちらのブログでチェック!)
そんな中、オーナー丸田さん・こばなみ部長・ともい編集部員の3人でチャレンジしたところ、丸田さんがサイコロを何度振っても1しか出ないハプニングや、ピストン輸送をすることも可能にもかかわらず、それぞれが自分で運ぼうとする個人プレーが目立ったことにより、収穫物がほぼ集まりきらず…
ご覧の通り集まり切らず、素直に反省する大人3人がそこに。
協力する心の大切さをハムスター秘密基地を通して学びました。
ちなみにこのゲームのボードは動く仕掛けがいっぱい!
こちらは振り子のように揺れます。
ゆらっ(左)
ゆらっ(右)
他にもトロッコが動いたり、エレベーターが上下する仕組みもあり、お子さんならボードゲームとしてだけではなく、ちょっとしたおままごとやごっこ遊びにも使うことができそうです。もし自分が小さいときにこれを持っていたら、当時ブームだったハム太郎になぞらえて基地中を散歩して回ったりして世界観から抜け出せなくなってしまっていたかもしれないです…。
友達同士でも親子でも楽しめること間違いなしですよ!
⑤ タイニーパーク(ドイツ)
こちらはサイコロでゲットしたいろんなカタチのカードで、4×5のマスを埋めていくもの。今回やったボードゲームの中でも特に運が試される気がします…。
こちらのゲームは絶版になったドイツのボードゲーム「ミイラのたからもの」のリメイク。
5つのサイコロを振って、条件を満たしている木札を取り、手持ちの盤(敷地)を早く埋めたら勝ちとなります!
サイコロは2回振り直しができるので、盤を確実に埋めるために、たとえば条件の揃っているサイコロを2つだけ残し、あとの3つを振ってみることもできます。
(詳しいルールは「すごろくや」さんのこちらのブログでチェック!)
こちらがその盤(敷地)。
そしてこちらがサイコロと木札。
「タイニーパーク」は遊園地になっており、テントや飛行機の乗り物、かぼちゃやタコの形の建物などが出てきます。
かぼちゃの建物2つ+タコの建物1つ(3マス)などさまざまな組み合わせの木札などがあり、欲しい組み合わせを口に出す時に「たこたこかぼ」「ひこひこたこ」など、中途半端に略して呼び方をつけながら進めていきました(笑)
すると、こばなみ部長がイチ抜けしようとかなり本気になっていました。なぜかタコとかぼちゃを頻繁に狙っていました(笑)
ボードゲームの中でもタイニーパークのようなゲームは遊ぶことを楽しみながら、じっくり考えたりもするので、丸田さん曰く「ひとりごとを言いながらやるゲームはいいゲーム!!」だそうです。
タイニーパークは盤の上に置いた木札は置き直しが禁止になるので、最初にどこに置くかと、サイコロでちゃんと欲しい木札を取ることができるか(=運)によってかなり左右されます……だからこそたぎるものがあるッ!!
盤を大きい木札で埋めるか、それとも小さい木札で確実に埋めていくか。
考えるのも楽しいのですが、人の木札のチョイスに対して「え〜?本当にそれでいいの〜?!」「もう一回サイコロ振って夢見ちゃいなよ〜!」など無責任なアドバイスをしたり煽りを受けたりするのもまた面白くて非常に良いゲームだなと思いました(笑)
⑥ マラケシュ (フランス)
絨毯を踏んだら罰金!? 陣地取りをしながら、罠をもしかけたりする頭脳派ゲーム。ちょっとズルくて欲張りな人は得意!? そんなゲームです。
このゲームではボードの他に、おじさん・絨毯・お金を使います。
あ、味わい深い…
おじさんのなんともいえない求心顔と剃髪具合がじわじわくる…
「絨毯売って家族やしなってるのかな…」とか、「1日に何枚売って何日食べていけるのかな…」とか、勝手にバックボーンを想像してしまいました。
このおじさんは左右(横)に顔を向けることができ、サイコロを振る前に進む方向を宣言します。
そしてサイコロを振るとその方向にだけ動けます。
ボード上のマスの外枠に「{ 」のようなマークがあり、そこにぶつかるとおじさんがくるんと回って向きがかわります。
そして動かし終わったら自分の絨毯をおじさんの前後左右のどこかに縦横自由に置くことができます。
(ただし、他プレイヤーの絨毯の上に重ねる場合は、1人が敷いている絨毯を丸々一枚完全に覆うことはできないので、1マス被るように置きます)
サイコロで出たマスだけ進んだ結果、他のプレイヤーが敷いた絨毯でちょうど着地してしまったら罰金を払わなければなりません。
逆に、自分の絨毯を踏ませることができればお金をせびることができます。
最後は持っているお金(ディルハム)と敷いた絨毯の占有面積で勝ち負けが決まるゲームとなっております。
(詳しいルールは「すごろくや」さんのこちらのブログでチェック!)
最後はこのようになりました。攻防を繰り広げた結果、絨毯に厚みが出ております。
占有面積では私が優勝だったのですが(黄色の絨毯)、罰金に罰金を重ね、お金で負けてしまいました…。
どれだけ罰金してもいいから絨毯を敷きまくるか、それとも着実に1円(ディルハム)でもいいから稼ぐか、何も考えずにただ進み続けるか。
それぞれのやり方が出るのでとても面白かったです!
***
気がつけば2時間半があっという間に経っており、「もっとやりたい!!」「時間が足りない!!」「編集部のみんなも来てほしかった〜!!」と、すっかりボードゲームの楽しさに目覚めてしまったこばなみ部長とトモイ。
オーナー・丸田さんの説明がとてもわかりやすく、手ほどきを受けながらゲームをやっていくうちに、丸田さん自身のボードゲームへの愛も伝わってきて、とっても楽しい体験となりました…。
今回ご紹介いただいたゲームはドイツ製のものが多かったのですが、丸田さん曰く「ドイツは家族でボードゲームをするコミュニティがしっかりしていて、真面目にボードゲームを楽しんでいたり、馴染みがあるんです」とのことでした。
ボードゲームといえばわたしは小さいころ家族で将棋やオセロをよくやったり、家にゴツめの麻雀セットがあったりしたくらいだったので、今回体験させていただいた今まで見たことのないボードゲームは並んでいるだけでもワクワクしましたし、 さらに各ゲームで使うコマやカードや道具がとっても凝っていて可愛いので一気にその世界観に引き込まれて、好きになってしまいました…。
今回遊んだゲームはほんの一部で、他にもこんなに可愛いコマを使うゲームがあるそうです。
どんなルールのゲームなのか予想できなくて面白そう…!!
そしていざボードゲームをやり始めると、コマの可愛さなんてどこかに行ってしまい、普段使っていない頭の部分をフル回転させて遊ぶのでしんどい&楽しい…!(笑)
やっていくうちに気がつけばすっかり童心に返ってしまい、「あー!ズルイ!!」など珍しく叫んでしまったり、楽しむことに前のめりになってしまい、落ち着きをなくしたりもしました(笑)
よくよく考えたら大人になってから「お手つき」とか「一回休み」って言ってない気がするし、サイコロを振ったり、出た目によってテンションを左右されたり、こんなに単純に勝ち負けにこだわることもなければ、「カードを切る」なんてクレジットカードだけだった…!!(あんまり切りたくはないけれども!!)
UNOやトランプ、オセロや将棋も楽しいですけど、すごろくやさんで初めて見るボードゲームを一緒にワクワクしながら遊んで楽しめたらと思いますので、みなさんもこれを機に是非遊んでみてはいかがでしょうか?
高円寺すごろくや https://sugorokuya.jp
ボードゲームスペースす箱 東京都杉並区高円寺北2-18-7 千恵ビル402